第11話 ※注※

私は

目覚め恐怖に声もでない


私の

周りを

町の男たちが取り巻いている

その中に夫だと思っていた男がいる


あの男は

夫ではない

いったいダレナノカ


私の夫は

この祠のある丘の土の中にいるのだから


ジリジリと

私の周りを取り巻いている

男たちが私を追い詰めていく

私は力いっぱい手近にいた男を

殴り逃げようとするも

無謀なチャレンジだった

すぐに別の男に捕まり

情け容赦なく

殴り付けられ

私は吹き飛ぶ


吹き飛んだ先の男に

今度は腹を蹴られ

痛みに私は座り込む

その後ろから別の男が私を

押さえ付け

また別の男が

私の下半身から下着を剥ぎ取る

夫だと思っていた男が

ニタリと笑い

私の元に近付いてくる

濡れてもいない

私の下半身に夫だと思っていた男が

いきなり突っ込む

少し切れたのか

出血をし

その滑りで夫だと思っていた男が

挿入し腰を振る

あっという間に射精し

次は別の男が

私はもうまともな意識では

生きていけないから

気がふれたふりをする


あぁ

そおいうことか


この町で生きるには

気がふれたか

ヒトゴロシじゃあないと

生きて行けないのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る