人質生活から始まるスローライフ

小賀 いちご (いちご)

第1話

「さぁ、今日はどう過ごそうかな〜」


 私はベッドから身体を起こし窓の外を見る。


 窓の外は爽やかな青空、今日も1日良い天気になりそうな感じがしている。


 ただ、さわやかな青空には不似合いな物が窓にはついている。


 鉄格子である。


 鉄格子があるからと言って私は外に出れないわけではない。条件が揃えば外に出ることも可能である。




 条件はいくつかある


 1 監視がつくこと


 2 護衛がつくこと


 3 指定された範囲を出ないこと


 4 短時間であること




 以上の4つである。


 監視と護衛は兼ねて一人付きそう形にしてもらえば楽なのだけど、必ず別で2人つくことになっている。


 場所や範囲、時間はその都度違うのでなんとも曖昧な事である。






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