第612話7年目

息子は宿題が苦手だ。読解力がまだまだである。

英語の単語の意味は理解しているが、文章になるとお手上げ。

小学校6年間夏休みの終了間際に、昼の1時から夜中の2時までかけて宿題を終わらせていた。

中学生になったら、学校の宿題と塾の宿題で散々な結果に。

しかし、自主的に7割程度は宿題を終らせていたので、成長を感じた。

まだ、反抗期はない。

「パパ、パパ」と、面白いYouTubeを見せてくる。


今年で、7年目の宿題の指導が終了した。

来年も、きっと夏休みに出番が来るだろう。

中学生のいい歳した少年が、僕にじゃれてくる。

ママには話せない、男同士の話をしたりする。後、8年待てば一緒にビールが飲める。

その時を楽しみにしている。

息子の夏休みは明日で終わる。

長い二学期の始まりである。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る