第157話悟りの境地

仕事を探している。だが、見付からない。障がいを隠して就職するのも手だけど、バレたらクビになることを覚悟しなければならない。

背中の手術をして、立ち仕事や力作業は無理。

かといって、単純作業は脳が腐る。

これだけ探しても無いのだから、A型作業所を考えたが、日曜日その考えは消えた。

どうせ、単純作業の連続でストレスが溜まり、いつか爆発してダメになるのが目に見えている。


ライターの求人で、良さそうな会社があったが、障がい者枠はない。

明日は、勇気を出して障がい者でも、働けるか電話してみよう。

だけど、パートでいい。

秋に公務員試験受けるんだから、勉強をするのが主だ。

もう、仕事探しについては悟りの境地にいる。

僕のような障がい者には、仕事なんてないのだ!と。

とにかく、体調が良くない。だから、A型作業所で訓練しようとしたが、僕にB型作業所で働けと言われた。

生産性のない障がい者は、必要とされないのだ、と考えている。


訓練も出来ないなら、好きな事を仕事にしようと思う。一番難しいのだが、それが長続きする秘訣だろう。

障がい者と言う事で、僕をけちょんけちょん言ったバカどもに筆誅を食らわせるまでは、我慢する。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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