第139話ビールで乾杯
探しても探しても、仕事が見付からない僕は昼過ぎに缶ビールを1本飲んだ。
世間様には悪いが、飲ませてもらう。
精神も身体も障害がある僕には、簡単に仕事が見付からないのである。
もしも、僕が羨ましいと感じられたら、直ぐに僕の身体と交換しましょう。
働いている方が楽だ。
主治医にA型作業所では、働いてはダメですと言われている。
僕はその言葉に従うつもりだ。
もう、働けないのだろうか?
一年間でいいから、働かせてもらいたい。秋には市役所職員の障がい者枠の試験がある。
僕はこれにかける。
今日は捨てゲームだ。もう1本缶ビールを飲もう。明日、またまた職安に行ってみる。
こんな身体だが、働かないと自分がダメになる。恩返ししないといけない人間が多い。
やる気だけは、あるのだが……。
よし!飲もう飲もう。
本日の読み切りエッセイ、これまで!
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