クラウド・ホライゾン

水;雨

未明

 私はそれを知らない。

 知らないでいることはできる。

 関係なければ、そうすればいい。

 世の中は、その多くで過ぎている。

 きっかけがあって、我が身にしたくなったとする。

 どうすればいい?

 そのものを求めるがよい。

 求められなければどうしろと?

 代わりのものを求めるしかない。

 本でも映像でもゲームでもいい。

 問題は、そのものではないために、表現に注意、工夫しなければ、よりよくそれを得られないのだ。

 人によっては飢えてしまうだろう。

 知りたいという欲求が動き出すと、厄介なのだ。

 病気はどう?

 知りたい?

 なってもいないのに、わざわざそんなこと、知らなくとも?

 人の人生は一寸先は闇、次の瞬間にもどうなるかわからない。

 特に病気はリスクが大きい、知っているのといないとではアドバンテージが異なってくる。

 少しは知りたくなった?

 これから話す病気は彼女らの世界では当たり前だがあなたの世界ではありえな過ぎて、もしかたら一生縁遠いかもしれないが、興味深さでは随一だ。

 病気にかかっているのも個性だというならば、なお一層際立っている。

 これは記録だ、いつでも読めるし、やめられるので、好きにして欲しい。

 病気はいつでもそこにある。

 それにしてもこの書きっぷり。

 寝不足が幾量か入っているに違いない。



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