第160話 昔よく聴いた曲はキラキラしているように感じる

 いわゆる「懐メロ」になるのだろうね。

 我らが昔よく聴いた曲っていうのは、今の若い人たちにとってみれば。

 小さいころとか若いころには、全く理解できなかったのだよ。

 親世代が、昔の曲を聴いて、嬉しそうに・・・・キラキラした笑顔になっているのが。


 でも。

 今ならよく分かる。

 わたしも、そんな歳になったんだなぁって、思う。

 わたしもね。

 昔・・・・そうだな、中高生や大学時代によく聴いていた曲を聴くと、心が躍るんだよ。

 きっと、キラキラした笑顔になっていると思うんだ。

 もう、曲自体が、キラキラと輝いているように感じる。


 とはいえ。


 今の曲がキラキラしていないとか、今の曲が心に響かないとか。

 今の曲をディスっている訳では、全然ないですよ?!

 米津さんだって、King Gnuだって、Adoちゃんだって、みんな素敵。

 心に響くし。

 ただ・・・・そうだな。

 強いて言えば、キラキラはしていない、わたしにとっては。


 何が言いたいかって。

 要は、自分の問題。


 当時は気づいてもいなかったけど、その曲を聴いていた頃のわたしはきっと、キラキラした時間を過ごしていたんだと思うんだ。

 希望に溢れて。

 毎日が楽しくて。


 あっ。

 今がドン底とか、そういうんじゃなくて、ね(^^;

 あるでしょ。

 若者特有の、あの生命力に溢れた眩しいキラキラ感。キャピキャピ感。

 あれあれ。

 いわゆる、青春って、やつなんだろうな。

 だからね。

 多分、その曲を初めて聴いた当時のキラキラした感覚が、自分の中に蘇ってくるんじゃないかなって、思うんだ。


 たとえば。

 サザンオールスターズさんは、もう長い事第一線で活躍されているから、初期の曲はオンタイムでは聴いていなかったのだけど。

 両親の影響(主に母親の影響かな?)で聴くようになったあの時の感動、というか、高揚感は、今でも忘れられないし、同時聴いていた曲はやっぱり、キラキラしている感じがする。

 もちろん、今でも新曲たくさん出していらっしゃるので、耳にする機会も多いし、いいなぁって思う曲もたくさんあるのだけれども。

 ・・・・キラキラ感がね、やっぱり違うんだな。

 それはきっと、今のわたしが初めて耳にする曲だから、なんだよね。

 今も恵まれた環境にいるなぁって思うし、それなりに楽しく生きているけれども。

 当時のキラキラ感はさすがに、もう無いからさ~(笑)

 若いってやっぱり、それだけでものすごく、素晴らしいね!

 ・・・・歳を取る事を否定している訳じゃないですよ?

 なんていうかな。

 若い時には若いなりの。

 歳をとれば歳を取ったなりの。

 それぞれのいいところがたくさんあって。

 でも、その「いいところ」は同じものではないので。


 無いものねだり。


 になるのかな、結局。

 今更若い頃の自分には、どんなに頑張っても戻れないしね~。


 そんな訳で。

 今の曲もまぁまぁ聴くのですけど(好みがとても偏っているので、好きなものだけ、だけどね)、専ら昔の曲を聴く方が多い私。

 常に新曲や最新アルバムをチェックしているのは、某O氏くらいなものかもしれん。


 ・・・・そういや、某O氏の曲はいつだって、キラキラしているように感じる。

 それはやっぱり、わたしがまだキラキラしていた時代に某O氏にどっぷり嵌ったので、もう某O氏自体がキラキラした存在になっているから、だろうなぁ。

 実際に、いつだってキラキラしている人だしね、彼は(≧▽≦)

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