第158話 敬意をこめて、化け物と呼ぶ

 わたしには、何人か『化け物』認定している女優さんがいるんだ。

 みんな、大好きな女優さん。


『化け物』


 って、酷くないっ?!

 ホントに好きなのっ?!


 って思われるかもしれないけど。

 別に本人に向かって呼んでいる訳ではないし(当たり前だ)。

 SNSで投稿している訳でもないし(わたしは、家族や友人知人とLINEで連絡を取るくらいしかSNSと呼ばれるものはしていない)。

 問題は、無いはず。


 じゃあ、いったいどんな女優さんが、わたしに『化け物』認定されてしまうのかと言えば。


 この人、ほんとに歳取ってんのっ?!


 って思うくらい、全然外見が変わらない女優さんっ!(>_<)

 …一昔前に流行った、いわゆる『美魔女』と呼ばれる人たち、になるのかなぁ。


 シミ・シワは当然のことながら、一切ない。あるかもしれないけど、ほとんど分からない。

 ・・・・映像加工しているのかもしれないけど。

 でも。

 顔の作りとかさ。

 スタイルとかさ。

 年齢と共に筋肉が衰える事によって、重力に引っ張られてたるむというのは、歳を重ねた人間だったら、誰もに起こる事でしょ?

 それが、全く、無い。

 ・・・・美容整形を受けているのかもしれないけど。


 それでもっ!


 それでも、ね。

 なんだろうな。

 美しく、可愛らしく、第一線でキラキラと輝き続けている女優さんて、やっぱりすごいなって思うんだ。

 女優さんになることがまず、大変な事だしね?

 誰にだってできること、って訳でもないだろうし。

 そして、浮き沈みの激しい芸能界で、ずっと活躍し続けている女優さんは、本当にすごいと思うの。

 加えて。


 この人今何歳だっけ・・・・?わたしが小さいころからテレビで見てたような??

 あの頃から、全然変わってなくない?!

 むしろ、若くなってる?!


 っていう、若々しくて美しい女優さんはもうっ!


『化け物』認定、するしかないでしょ(笑)


 わたしが『化け物』認定している女優さんは、冒頭でも書いたとおり何人がいるんだけど。

 代表格が、沢口靖子さん。

 なんでしょう、この方。

 いくつになっても、綺麗だし可愛いし、本当に歳取ってるのかしら?って思う。

 そりゃ、ね。

 よーく見れば、若いころよりは目じりに皺があるかなぁ?

 とかも思うけど。

 いつまでたってもチャーミングで、大好きな女優さんなんだ♪


 きっと、ね。

 色々と努力をされているんだと思うんだよ。

 元から肌が綺麗とか、お顔の造りが綺麗とか整っているとか、もちろんそういうのもあるんだろうけれども。

 加齢というものは、皆に平等にやってくるものだからさ。

 アンチエイジングのお手入れとか、生活習慣の見直しとか、節制とか。

 絶対に、何かしらはやっていると思うんだ。

 やっている、というか、継続し続けている。

 だからわたしは、敬意を込めて『化け物』と呼ぶ。


 女優さんに限らず。


 通常では考えられない事を(特に、わたしのような根性無しの飽き性には)普通に淡々とこなしている人のことも、わたしは敬意を込めてこっそり『化け物』と呼んでいたりする(笑)。

『化け物』って言葉は、あまりいいイメージではないと思うから、面と向かって呼ぶことはさすがにないけれど。

 でも。

 わたしにとっては、結構な誉め言葉・・・・というか、最上級に敬意を込めた言葉だったりするんだよね。


『天才』とか『神』とかよりも。

『化け物』の方が、わたしにとっては、なんかしっくりくる(・・;)


 ・・・・面と向かって言えないのは、残念ではあるけれど(笑)

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