オープン⑤

なんか知らないが、店の前には人盛りができている。

しかも、店の客引きを担当していた、プリンとリン何も知らないと言うのだが………




「あの、、、すみません、、、ここは何屋さんでしょうか?」



その時、一番前にいた男の人が話しかけて来た。

何屋か知らない状態で並んでいるのだろうか。

果たしてそんなことはあるのだろうか。

普通に考えたらありえないが…………


「中古のものを買い取って販売するお店です。」


果たして、この説明で分かるのだろうか。

しかし、短くまとめた、わかりやすい文だと、我ながら思った。




「わかりました!、、、、、、皆、聞いたか。家で使った中古品を持ってこい」



男がそう声をかけると、店の前にいた人全員が駆け出した。



男も負けずに、走り出そうとしたので、、、


「ちょと待ってください。」



男を止めることに成功した。


「ハイ、どうかなされなしたか?」


あれ?店員と話し方が逆になってないか?と疑問になったが今は、無視だ。



「なんで、さっきみたいに並んでいたんですか?」


思った疑問そのまま質問することにした。


勿論これが、夢である可能性がある。

しかし、あまりにもリアル過ぎるのも事実だ。

プリンにほっぺでもつねってもらおうか考えたけど。

この世界で、このネタが使えるかどうか怪しいのでやめておいた。


「そりゃ〜アリザ様がこのお店から出て来たので、しかも護衛なしで、気になるでしょ〜」

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