まもなくオープン②

オープンするにおいて、一番時間が掛かりそうだった、外装の清掃をプリン達が引き受けてくれたことで、時間ができた。


しかし、まだカーシャが帰ってきていなが自習でもしようか。

意外と忙しそうに見えて暇なのだ。



と思ったが……………


商業ギルドに許可を取るのを忘れていた。

この街で物を売る場合は、商業ギルドの許可が必要なのだ。

この世界で、リサイクルショップを理解してもれらえるだろうか。


とりあえず、行ってみることにした。

一人で行くのは、心細い。

なんてったって、初めて行く場所なのだ。


「失礼しますね」


その時、リンが入って来た。

閃いた。


「今から、商業ギルド行きたいんだけど……付いて来てくれない?」 


「え〜あそこ、嫌なんですよね〜」


顔を見る感じ、嫌そうな顔をしているので、本当に嫌なのだろう。


「なんで、嫌なの?」


「あそこの、受付嬢苦手なだけですよ………………」


なんか、怪しい。

でも、ゴリ押せばついて来てくれそうだ。


「ねぇリンちゃん、ついて来て…………ダメ?」


「はぁ〜しょうがないですね」


さすが、リンだ。

多分の俺が心細い事を察したのだろう。



「でも、準備に20分ください」


「そのままの服装でいいんじゃない?」


この世界は、メイドさんの服装で歩いている人は多い。

ある程度、メイドさんや執事さんを雇っている貴族が多いんだろう。


「いや、無理です………とにかく待っててください。」

走って部屋から出ていった。


そういえば、リンはわざわざ、この部屋に訪ねて来たので、用事があったのではないだろうか。

まぁ〜いいや。



なんだかんなで、30分近く待った頃だろうか。


「お待たせしました。」


俺でもわかるていどのメイクと服を変えて来た。

こっちの流行はあまり知らないが、多分流行りに乗っているんだろう。

ここは褒めるべきなんだろう。


「カワイイね」


褒め方なんて、知らない。

単純にただ、褒めることにした。

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