出店準備
リサイクルショップを作ろうと決めたのだが……………
今、手伝ってくれそうなのは、リンとプリンだけだ。
講師のカーシャは、魔法の講師は続けてくれることになっているが、今は、一カ月の契約が終わって一時帰省している。
詳しくは知らないが、2週間もあれば帰ってくるだろう。
なので、今動けるのは俺を入れて3人だけだ。
しかし、リンに関しては俺を担当しているだけの為、家のお給仕もある。
でも、目利きできる人はいない。
目利きできる人を雇うのがいいのかもしれないな。
なんとなくで値段を付けて。
全然違う値段を付けてしまったら、赤字になってしまう可能性があるからだ。
俺の講師を探す時は、身分をかなり重視していたが、今は重視する必要がない。
この依頼は、俺からの依頼なので、家は関係ないからだ。
どう探すかだな。
掲示板に張り出すか。
とりあえず、メイドの二人に聞いてみることにした。
そして、プリンとリンを呼び出した。
「二人に相談があるんだ。俺は新しい事業に手を出すことにした」
二人にさっきまで考えたものをそのまま話した。
「ご主人様は、本気なんですね。もちろん手伝います!」
プリンからは好感触だ。
しかし,リンは頭を傾げていた。
「人が使ったものに抵抗感がある人がほとんどだと思います。中古という概念はあまりないので……………」
確かに、そうなのなのかもしれない。
中古品でも全然使える物は多くあるが、それは中古品を実際に使った人が分かるもので、使ったことがなければそんなことは知らない。
なので、ゴミの販売しているように見えてしまうのかもしれない。
ここで、強行突破するか否かだ。
普通なら踏みとどまるだろう。
しかし、このまま進めれば、中古品がなじんでくるかもしれない。
その可能性に賭けてそのまま突き進むとしよう。
「いや、このままでいく、リンも手伝ってくれる?」
「リーヴァ様がやれとおっしゃるのならば」
「じゃあ、よろしく」
「はぁ~しょうがないですねぇ~」
嫌そうな口ぶりだが、顔は笑顔だった。
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