金が欲しい

今日はバースに話があると伝えてある。




お金を資本してもらう為、今日ばかりは、話を盛ってでも成功させる必要があった。




でも、この世界にはそもそも芸能というジャンルはない。


そこから、説明する必要がありそうだ。




バースは、理解力はある方だと思っている。


説明すれば理解は早いだろう。




それと俺には、もう一つ相談したいことがあった。






バース専属の使用人が俺を呼びに来た。






部屋に入るとバースが既に待っていた。




イスに座り早速交渉が始まった。




「お父様、事業を立ち上げたいと思っております」


「お前は、まだ勉強を始めたばかりだ。無理だろう」






普通に考えれば無理だろう。


しかし、俺は前の世界で培った、知識がある。


この世界でもそれを生かすことができらばいける。






「この世界の最低限のマナーは覚えました。


僕の頭の中に完全に構想はできています」






「まぁ、いいだろう。お金を出してやろう。


だが、渡せるお金はお前が学校に行くために用意していたお金だけだ。


結局お前が使うものだったお金をお前が早めに使う何も問題なかろう」






あっさりと、承諾を取れてしまった。


しかも、事業の説明もなしにだ。




確かに俺の為にとっておいたお金を俺が使う。


要するに、お金が無くなっても自己責任ということなのだろう。




こっちの交渉は成功した。


俺は、もう一つ大事な交渉をしなければいけない。


「もう一つお願いがあります」














それは


















「僕に、プリンを売ってください」


今は、俺の専属メイドをしているが、実際に奴隷のプリンを買ったのは、バースだ。




そのため、プリンの権利はバースが持っている。


その権利が俺は欲しい。




「詳しく話を聞く前に本人にをここに呼んでくれ」




バース専属の使用人がプリンを呼びに行った。






しばらくすると、プリンと呼びに行った使用人が帰ってきた。




「ご主人様お連れしました」




「では、早速だがプリンの人権に関しての相談ってことでいいんだな」




こうして、二つ目の商談が始まった。

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