メイド

喋り終わると、プリンが俺の横に寄ってきた。




顔を寄せてきた。


そして、耳元でアリザに聞こえぬように




「少し前に、体を重ね合ったじゃないですか。また重ね合えば、思い出すかもしれませんよ………♡」






言い終わった、あと彼女の顔がどんどん赤くなっていくのが分かる




えーーーーーーーーーーー!前の俺、何をしたんダ‼‼




多分、この子まだ幼いぞ。




しかも俺、記憶喪失じゃなくて、転生して来たから昔のリーヴァの記憶ないんだよなぁ~




一応、年齢聞いてみるかぁ~




「ねぇ君、何歳?」




「14歳です。でも、成人はしてますからねぇ~それと、君じゃなくて、プリンとお呼びください♡」




「えっ!成人してるの!」




「はい。この国では、14歳で成人ですよ。……………リーヴァ様もしかて一般常識もお忘れになってしまったんですか?」




成人しているなら、OKなのか……?




でも、そうか。一般常識も全然違うのか。






「悪い、この世界の常識も忘れてしまったみたいだ。教えてくれると嬉しい」




「………そうですか。アリザ様どうなさいますか?」




「そうね。……とりあえず、バースに相談してみましょうか」




バースはたしか、俺の父親になるやつだな。


一体、どんな奴なんだ。






「リーヴァちゃん、歩けますか?バースは………ほとんど歩けないから」




そういえば、俺は昨日まで熱を出してたんだよな。




それよりバースは、ほとんど歩けない?


どういうことだ。




「リーヴァ様、大丈夫ですか?もし歩けないなら、私が担いであげますよ♡」




担ぐって!絶対無理だろ!


こんな、小さな女の子に


だって俺、体格から察するに多分55キロは、超えてるぞ!




「冗談は、よせ。プリンじゃ俺を担げないだろ!」




「冗談じゃないですよ♡」




「えっ?マジで」




「マジです!」




マジなんだぁ~


歩けるけど、担いでもらおうかなぁ~


だって、女の子に担がれてみたいじゃん。


しかも、こんなカワイイ子だよ。


頑張って、担いでくれてる時の顔見てみたいじゃん。




「じゃあ、お願いしちゃおっかなぁ~」






この後、俺は衝撃の事実を知る、ことを今はまだ知らなかった。

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