第5話 壊れた洞窟の封印 ※カクヨム初稿日22,1,6
「そして・・戦乱を治めた最後の黒の王・火竜王(サラマンデイア)
最後の竜の王アーシュラン様が死んだ原因を作り
もう一人の闇に落ちた火竜王・・異母兄妹 アーシュラン様の妹
哀れな麗しき火竜王テインタル王女の一生を滅茶苦茶にして
彼女を闇の落とした・・張本人・・恐るべき魔力を持つ者」
「彼女に呪いの入れ墨をした者」
「テインタル王女は
8年間 水晶群に貫かれた兄のアーシュランを救う為
身代わりの呪文を唱えて 身体を水晶群に貫かれて」
「代わりに彼を刺し貫いていた
彼の血と魔力で 赤く染まった水晶群は砕け散り・・
彼はやっと・・8年間の煉獄の苦しみから解放された」
「彼女は 彼女の場合は
すでに呪いの入れ墨で死期も迫り 身体が弱っていたが」
「私は 死ぬのに2年の月日がかかる
その間 苦しみもがくのは嫌だから・・と
兄アーシュランにとどめを刺すように願い
ここで死んだ・・ここは 呪われた場所 」
「あの恐ろしい神・・追放された神・・二千年の戦乱を作った
魔法使いの魔法が残っているやも知れません
我々に危険が及ぶかも知れません・・・」
「・・ただ 伝承では 火竜王(サラマンデイア)アーシュランを魔法の水晶群が
刺し貫こうとした瞬間
あの2番目の妻で一緒に闘っていた水の女王アルテイシア姫が
飛び込んで来て 彼を立っていた位置から 押しのけて 」
「彼が立っていたその位置に彼女はいたが・・魔法の水晶群は動きを止めて
確実に位置の変わった彼を刺し貫いたと言います・・黒の王達
火竜王の二人以外は反応しない可能性も大いにあります」
「研究後 次第によっては 再調査の可能性もあります」
「ただ・・今回の魔法ギルドの反応からしても・・難しいでしょう」
「発見されて一年もたつのに
調査にも 近くに行くのも 大反対されましたから」魔法使いのシルリラ
「わかっております」ごくりと唾を飲みこむルナ教授
彼等の猫耳が揺れる 一団の皆にも緊張感がみなぎる
そおと 封印に入り口の封印に 手を近くに伸ばし
触れた途端に 封印はますピシっと音を立てる
そして あっという間に大きくひび割れて
ガチャ―ン 音をたて壊れて 崩れ去る
「これは・・」青くなるルナ教授と他の者達
「早めに調査をすませますよ・・いいですね」シルリラ
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