第15話

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明日香水産センター(株)の社長に事業部長と担当部課長に担当、それに経営コンサルタントの部課長とと担当が来ている。

こちらは王様とスタッフに今回は志野に子供2人も参加している。子供2人にはサケとマスそれに鰻にフグ、カツオとカニについても勉強をしておくように言ってある。小学1年生には難しいが聞いていて勉強しなさいということだ。


[お疲れさんです。おかげさんでクジラマグロセンターは年間売り上げが30兆円のペースに乗っています。今回は水産センター内部での対応です。お渡ししてある資料のようにサケマスにフグとカツオそれにカニに鰻について、売り上げを3倍にする企画ですがざっと見で質問はありますか。]


コンサル課長[見事な対策で実現が可能なようですね。そのうちにC国とK国の売り上げが減ってきますので、対策が必要だと思っていましたがこのようにやればむしろ販売額は伸びます。]社長[詳細に対策を練ってありますので、実現が可能ですよ。]

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クジラハンバーグの件で経営コンサルタントの部課長と担当がやってきた。王様とスタッフに志野と子供たちが立ち会っている。


部長[直営のクジラハンバーグショップを米国に30店舗日本に20店舗を立ち上げてテスト販売をしてみたところ、恐竜ハンバーグショップという名前と恐竜のデザインをジュラシックワールドに行って覚えていた人が多く、懐かしさで再訪された方とこれから行きたい方の双方が来ていただきまして賑わっています。


クジラの食材がブームになっていることとチキンの味がとてもよく、皆さん納得されてるようです。フランチャイズ店希望者を募集したところ米国で250人の希望者日本で180の希望者がありましたので、米国で150店舗日本で80店舗を展開する予定です。様子を見まして追加をしていきます。


それから求人難を見越して来春から採用の2分身奨学生の問い合わせが多く、チヨちゃん企画提案の機械導入で飲食業界が大きく変わりそうです。]

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2分身奨学生とは本身は明日香国の大学や専門学校に通っていて、指定の宿泊所に住み2時間ぐらいの軽いこれも指定の主に飲食業のアルバイトをして、あくまでも学業優先の体制を取っている。


1分身目はこちらはアルバイトではなく社員扱いであるが、あくまでも分身であるので規定により本給の8掛けである。主に学費を稼ぐためである。2分身目は1分身目と同じ待遇であるが本身の小遣いや生活費を稼ぐのが目的であるが、真面目にそれぞれが仕事をすれば少し残るようになっている。


この度チヨちゃんの企画提案で異次元からボタン一つでメニューが取り出せるものを開発したので、その機械と人員を配置すれば事が足りてしまうので極めて簡単である。使用済みの器もボタン一つで送り返すだけなので洗う必要もない。マスメディアに発表したところ問い合わせが殺到している。普通は医者になるためには日本人は極めて狭い門であるが、このコースも設定されている。

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チヨ[日本では学校に通う経費が値上がり大変だということを聞いていますが、頑張れば学校に行けてお金も少しでも残るというのはとてもいいです。それと本身の学校に行っている方は夏休みには海岸での監視員などでの仕事もできると聞いているので、いい休憩になって長く続くと思います。]


昴[ボクもこのシステムはいいと思います。頑張って仕事をしてきたお医者さんは根性も鍛えられてくると思いますので、このような人達も必要です。頭でっかちだけではダメです。]


[金は使ってもいいのできちっとシステムを完成してください。]

部長[わかりました。恐竜ハンバーグの展開と共に異次元システム機械の導入と新システム導入店舗の展開、それと奨学生システムの完成を早急に取りまとめてお知らせに上がります。そんなところで失礼をさせていただきます。]

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経営コンサルタントの事業部長と課長がやってきた。[小さな案件ですがサスケさんが面倒を見ている、ガテマラコーヒーチヨは日本とアジア諸国で大変にヒットして、間もなく明日香にも工場を造るようです。


それにともなってタルトの考案者でガテマラのアンティグアでタルト工場の工場長は非常任取締役に就任して、当初の給料の5倍になりましたのでとても喜んでいます。]サスケ[それはとても良かったです。奥さんも嬉しいでしょうね。チヨちゃんの名前のものが儲かって良かったですよ。]

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