真夏に、涙した悲運な恋愛を励ましてくれた一言

第1話 ある３度目のデートの唐突な摩

　　都内で、会社員恒雄は、ある知り合いの女性の紹介で、２０代の

女性とここ１か月に、２度、レジャーランドや映画館で、デートを終

え、この日は、３度目のデートに向かっていた。

　都内の某駅で、待ち合わせして、ある都内の動物園に電車で向かっ

ていた。入口で、入場券を買い、動物園に入場した。珍しく、この日

は、会話が、いつもより弾み、恒雄自身は、心のどこかで、「え、こ

の間の大人しい、え。とこの人結構話する子なの？」と不思議がり、

あまり、よく急に話するので。４時間ほど経て、退場する間際には、

「はい、はい、はい、」と嫌っぽい顔が、丸出しで、あとから、２０

秒ほどして、「あ、やば」と思うも束の間、出口から駅に向かう途中

で、いきなり相手の女性から「もう、会わないほうがいいでしょう。

」ときりだされ、つい、恒雄は、「え、なんで。今、まだ、デート

したばっかりじゃん。」と。すぐ答えた。

　しかし、電車で帰途の中、沈黙の連続で、恒雄は、「どうしよう。

どうしよう。どうしよう。」と心の色んな世界からあちこち響くほ

ど叫んでいた。

　そして、凍えた顔で、恒雄は、アパートへ帰り、連絡をしても、

相手から出てくれず、ずっと泣いていた。

　そして、翌日、勤務中も、夢にも描いていた自分勝手なドラマ

が幻になり、心の中で、泣いていた。

　すると、週末に、紹介してくくれたある知り合いの女性から、

連絡があり、「あ、別れちゃったんだ。どうして」と聞かれ、

３度目のデートの状況を説明して、未練がありっぽいことを伝

えた。

　すぐに、「あ、気にしなくていいよ。すぐ連絡して、未練が

ありっぽいこと伝えとくよ。」と軽く、若い僕の悩みをふっと

抜き去ってくれた。

　僕は、心の中で「よっしゃー。」と喜んで、連絡を待ってい

た。すると、３０分程して、連絡があり、「彼女も、少し、

あわてんぼうで、すぐ、恋愛が、余り上手でなく、傷つけて

すみません。と伝えといてとのことで、また、連絡するって。」

とのことだった。

　恒雄は、余りの一瞬の幕切れのショックから抜け出し、感激で

泣いて、台所から緑のたぬきのそばを出し、食べた。

　もう、余りのショックの瞬間から抜け出し、感激で、その日

一晩泣きながら寝ていた。