ヤンデレメスガキ僕っ娘お嬢様に大人をわからせようとしたら……♡
//ドア開け
んっふふ~、来てあげたよぉ?
あはっ、なぁに~、その顔~
疲れきって~、へとへとでぇ、もう生気ないじゃ~ん
あっれー? お兄さんって大人なんだよねー?
僕よりもしっかりしてる人なんでしょー?
なのに自分の管理もできないんだぁ?
うわぁあぁぁぁ……♡
//右囁き
ざぁこ♡
自分一人でなんでもできるってイキってる癖に~、結局だっさぁ~いまんまー♡
ねーぇー、どんな気持ち~?
あははっ、疲れすぎて何にも言えなくなっちゃった~?
そんなに辛い思いして稼ぐお金は美味しいのかなぁ?
もしかして、お兄さんが稼いだ1万円と私の1万円、違いがあると思ってる?
だとしたらさぁ、
//右囁き
ほんと、バカ♡
大人なのに算数どころか数もわからなくなっちゃったんだね?
ほぉら、見てごらん?
僕、こんなにお金持ってるんだよ?
あははっ、この札束分稼ぐのに、お兄さんはどんだけ必死になってるんだろーね?
僕なら、1日あればもらえちゃうんだけどなー
あははっ
悔しい?
悔しいねぇ? お兄さん♪
//右囁き
この貧乏人が♡
これが資本主義ってやつだよ……ふふ
お兄さんは、負け、犬♡
だけど運がいいよ、お兄さん
お兄さんに一杯お金、あげるよ
あっ、目の色が変わったねぇ♡
ふふ、いいねぇ……その目、だぁい好き♡
貧乏人がそうやって目をぎらつかせるの、たまんないよぉ♡
そういう人にお金あげると、なんでもやってくれるんだぁ♡
それに……お兄さんがその目なのは、もっと好き
//甘く右囁き
お兄さん、なんでもしてくれるなら、今すぐお金持ちにしてあげるよ
……ふふ、欲しい?
なら……僕のものになってくれる?
一生僕だけを愛してくれるなら、僕のお婿さんにしてあげる
……え?
いや、話聞いててそう思わなかったの?
お金持ちになるってことは、僕の家族になるってことさ♡
どう? 今のお兄さんに選択肢はないと思うけどなぁ
へぇ、無理ねぇ
//低音
……ね、今誰のこと考えた?
もしかしてあの女?
//怒り
ねぇ、あの女々しい女のこと考えたでしょ?
なんでだよ、僕の方がずっとずっとずっといいでしょ!?
お兄さんが小さい頃僕に言ってくれたよね?
僕ならかっこよくて強い大人になれるって!
だから、僕……頑張ってきたんだよ……?
お兄さんのために僕って言って、鍛えて、服装もかっこいいドレスを着るようにしたんだ
誰にも舐められないようにしたんだよ?
なのに、お兄さんにはこんなザコになって落ちぶれて、貧乏で……
何が楽しいの? ねぇ、貧乏のまま、その女といたっていいことないよ?
……え?
お金だけが正しいことじゃない?
正しいのは自分の気持ち?
だから、僕が間違ってる……?
……へぇ、僕にそんなこと言うんだ……
ねぇ、お兄さんは間違ってるよ
僕は勝ち組、お兄さんは負け組
この差がわかるよね?
だから、僕の言うことは全部正しい
お兄さんはなにも正しくない
今のまま仕事をするのも、僕になびかないのも、僕以外の女と結婚しようとすることも!
あぁ、ザコにはわかんないかぁ♪
くふふっ……あぁ、仕方ないなぁ
お兄さんは僕がきちんと見てあげなくちゃいけないんだもんなぁ……
ふふ……なら、教えてあげなくちゃね……
ふふ、僕のことをわからせようとしたんでしょ?
でも無駄だよ
だって、強いやつが弱いやつをわからせるんだから
//低音右囁き
僕の方が強いに決まってるよね?
さぁお前たち、お兄さんを捕まえろ!
//ボディーガードたちが取り押さえ
……ほら、僕が正しい
全部全部正しい
でも、お兄さんはわかんないんだね……かわいそうに
//左囁き
この、ざぁぁこ♡♡
安心して、大丈夫だよ……
今から、あの頃のお兄さんに戻してあげるからね……
//甘く右囁き
そしたら、一緒に仲良く暮らそうね♡
くふ、くふふふふ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます