しつこいヤンデレ少女が実は怪物で
ねねっ、今日は用事ないよねっ
って、おーいー!
まだ避けてるのかよ~
全くも~、いつまでそうやってるつもり?
ねぇ、私のこと嫌いなの?
嫌いではない……けど好きでもない、ねぇ
だから! それを変えるために一緒にいよって言ってるんでしょ!
え? なに?
振られた相手によくできるねぇ?
なに? 私がただ待ってるだけのか弱い女の子だって言いたいわけ!?
私、気にくわないのよ!
なんで告白したのにうんって言ってもらえないのか、本当に不思議でね!
だったらねじ曲げるだけだから
……これなら問題ないでしょ?
えぇ? 正直一緒にいづらい?
なにが?
あーっ、もしかして女の子とふたりきりが恥ずかしいんだ?
ふふ、バカばっかり言ってるとあとで大変な目に遭うわよ?
だから私でなれて、そのまま好きになっちゃいなさいな
……そういうことじゃない?
なによ……どういうこと?
なんかおかしい?
なんかって……え? なにが?
ふ、雰囲気?
そんなこと言われてもねぇ……困っちゃうでしょ
あ、それとも異性として意識しすぎておかしくなっちゃったとか!
んふふ、私も罪な女ね
……そんなわけない?
そんなわけないって……試してみないとじゃない?
それになんでそんなことがわかるのよ
……昔に一度経験した?
ふぅん? なにそれ
いいから喋ってみなよ
信じてもらえない?
いいからいいから、話の話題としてはいいじゃん
………………
ふぅん?
つまり、結果的に君がお化けを助けて感謝された、ねぇ
どんなお化けだったの?
へぇ
おっきくて猛獣みたいな骨の頭で
力が強かったんだ
ふふっ……ううん、なんでもない
それじゃあ、それと私、雰囲気が似てるんだ?
そうなんだ
//甘く囁き
……じゃあ、なんで断ったのぉ?
私ぃ、こんなに可愛い子になったのにぃぃ?
なのになのに、君は避けてばぁぁっかりぃ
……
ねぇ、君が見たそのお化けって
//正体を現し
こ ん な や つ だ よ ね ぇぇぇ♡
ふへっ、あはっ♡
いやぁあああぁぁ、鼻がいいねぇぇ
私のこと気づいてくれてたんだねぇぇ♡
んふふ、そうだよぉ
君が助けたあの化け物、私ぃ♡
ね、好きだよぉ♡ 君のこと好きになっちゃったぁ
ほらぁ、正体も出したしぃ、付きあおうよおおおぉぉ
いいでしょーぉ?
…………いや?
いや、いやなんだ、いや、いやかぁ
あはっ
そう……でも、私諦めないぃ♡
ここまで来たんだぁ♡
君とツガイになってマジワッてぇェっ♡
愛しアエるまでぇ、ふふっ、諦めないよぉ?
だ、からぁ……♡
//両耳至近距離囁き
逃げても、むぅだぁ♡
つ か ま え た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます