ヤンデレ妹に包丁を首に突き立てられながら愛されちゃう
//ドア開け
お兄ちゃ~ん、ちょっとごめんね
え? ノックくらいしろ?
別に良い、よね? 兄妹なんだから
なにをそんなにビックリしてるの……?
ねぇ、お兄ちゃん変だよ? どうしちゃったの?
なんだかお兄ちゃんじゃないみたい……
ん? 用事?
あ、そうそう、ごめんね、違う話しちゃった
あのね、今度の土曜日、一緒におでかけどうかなって
ほら、私もお兄ちゃんも、最近忙しくてあんまり服とか新調してないなぁって思ってさ
だからちょうど良い頃合いかな~って……
え? あぁうん、お兄ちゃん、今度のお休みは暇だって知ってるよ?
だからいいよね、私と久しぶりのおでかけ
……え? むり?
どうして? その日に他の友達と遊びに行くから?
そんなのいいじゃん、それよりも私と一緒に行こーよ
あ、言い訳だったら、彼女とデートしたくなった~って言っても良いんだよ
それならきっと納得してくれるって
……それでもダメなんだ
それは……あれかな、そのお友だちの中に気になる女の子がいるからかな?
ねぇ、どうしちゃったの? お兄ちゃんはそんな感じじゃなかったよね?
いつもいつも私を優先してくれたよね、私と一緒にいてくれたよね?
なのに最近は忙しい忙しいって構ってくれなくなって……おかしいよお兄ちゃん
何がお兄ちゃんをそうさせちゃったの?
なら、私がお兄ちゃんを直さなくちゃ……んふふ、私しか直してあげられる人はいないもんね……
人を直すには、やっぱり悪い部分を切り落としてあげなくちゃいけないよね……
これ、わかる? 包丁……んふふ
//低音有声囁き
逃げないで
逃げたら……包丁、どこに刺さるかわかんないよ
運が良かったらここかもしれないし……運が悪かったらここにずぶって刺さっちゃうかも……
ねぇ、お兄ちゃん……どこにも行かないでよ……
ずっと私のところにいて? 私だけ見てて?
……無理じゃないよね、見れるよね
だってこれまでもずっと一緒だったじゃん! これからだってずっとずっと一緒だよ! ねぇ! そうでしょ! そうだって言ってよ! そうじゃなきゃ嫌、嫌嫌! 嫌!
はぁ……はぁ……はぁ……
……そうだ……こんな変な事言うの、お兄ちゃんなんかじゃないよ……
んふふふふっ、そうだよ、こんなのお兄ちゃんじゃない……
お兄ちゃんはこんなこと絶対に言わないッ!
//刺しまくり
このッ! このッ! このッ!
偽物め! 大好きなお兄ちゃんを返せ! 返せ!
あは……これくらいやればいいかなぁ……ざまぁみろ……
んふふ……お兄ちゃん、探しに行かなくっちゃ……
待っててね、大好きなお兄ちゃん……♡ すぐにいちゃいちゃしよーね……♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます