【男性向けヤンデレ】悪役令嬢を助けたら依存してしまい、好きな人がいるとわかるとヤンデレ化して逆NTR♡

あっ……


そ、その……


助けていただき、ありがとうございます……


少し、足をくじいてしまったようでして……


あ、その……でも、あなた様は王子様、でしたよね……?


あぁ、いけません、私なんかの為にあなた様の服を汚しては……!


え、そんなことより私、ですか?


まぁ……王子様ったら……


だ、大丈夫、ですか? 重くないですか?


い、いえ、やはり私はなんとか一人で……痛っ……


あ、そんな軽く持ち上げられては……


は、恥ずかしく、なってしまいます……


その、なんだか申し訳ありません……


謝る必要はない、ですか……?


ふふ……♪ お優しいのですね


あぁ、こちらで結構です、あまりはしたない恰好を、あなた様にお見せするわけには……


え? 簡単な治療もする?


いっ、いけませんっ! あなた様が、そんな……


め、命令?


そ、それならば、私はただの貴族令嬢ですから、従うほかありませんが……


……まぁ、傷薬を塗るのも、包帯を巻くのもお上手……


……あ、いえ、馬鹿になんてしておりませんっ


し、しかし……あなたのような方が、こんな応急処置まで心得ているなんて思ってもみませんでしたから……


え? 小さい頃に怪我ばかりしていたおかげ?


……ふふっ♪ そんな面もあったのですね♪


……え、秘密、ですか? 今のお話を?


分かりました、仰せのままに……


//無声囁き

二人だけの秘密、ということですよね♪


んふふっ、憧れの王子様と、二人だけの秘密……♪


わぁ、ありがとうございます♪


この御恩……絶対忘れません♪


//場面転換


あら、こんなところに、身分を弁えずのうのうと息を吸っている方がおりますわね?


もう、鼻が曲がってしまって仕方ありませんわ……それに、目にも毒です


はぁ、早くどこかへ消えてくれないものかしら?


……あっ、王子様♪


どうも、ご機嫌麗しゅう♪


私、あなた様のために昼食を作ってきたんです♪


……まぁ、私がこんなことをするなんて思わなかったですか?


ふふ、あなた様の秘密も、そうだったじゃありませんか♪


私、あなた様に気付かされて……


ですから、こういうのもお好きかと思って♪


えぇ、あなた様のために、です♪


私……あなた様の為なら、なんでもします


//病み

そう、なんでも……あなた様さえいれば……んふふ♪


では、参りましょ?


……え? 今のですか?


あぁ……あれはちょっとした仲間内のお付き合い、ですよ


ほら、殿方は、女子同士の冗談には疎いでしょう?


ですから、そういうものですよ♪


……え? 嫌がっていた?


まぁ、あれはただの冗談、お遊びですよ♪


ですから、そうお気になさらず、ね?


……あれはあなた様の、恋人?


え……? え、今、なんと仰いましたの……?


今、恋人と、そう聞こえましたが……


え……あはは、え、ご冗談、ですよね……?


冗談じゃない……?


え、だって、王子であるあなた様には、当然見目麗しい婚約者を選ぶはず……!


あの娘を選ぶ?


……そ、そんな、そんなのなんて……


ね、ねぇ、あなた様……


私を、どうか私を選んでいただけませんか……?


お願いします、どうか、どうか……!


あなた様なら、きっと私を選んでくださるはず、きっとそう、ね?


だって、あなた様とは秘密を共有した仲、あなた様と私では、切っても切れない赤い糸で結ばれているではありませんか……!


ですから、ね? 私をどうか、お願い……!


イヤ、イヤです、あなた様と離れるなんて……!


……あなた様がいないと、私、私……生きて、いけません……!


……私を、選んでくださらないのですか?


……そう、ですか……


どうしても、私を選んでくださらないのですね……


でも……私、信じておりますから


あなた様は、絶対に私の元に来て下さると


ね?


//場面転換


……来てくださったのですね


最後のお願い、聞き入れてくださって、ありがとうございます


では、早速失礼いたしますね


……んふふ、何を戸惑われているのですか?


王子のあなたが、可愛らしいこと♪


私が少しはだけただけで、そんな反応だとは……♪


あら、でも……騒いだりしてはいけませんよ?


わかりますわよね、ここに誰かが来たら、どう勘違いされてしまうか……♪


……私、嫌ですよ?


絶対、あなた様とは離れたくありません……ッ!


ふざけるな?


……イヤ、イヤ……!


イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、嫌ッ!


私、私は……絶対、あなた様と一緒になるの、ずっと、ずぅーっと一緒に……!


なのに、あなた様ときたら……他の女をだなんて……


お願い、見捨てないで……私を、見捨てないでください……!


でも、でも、あなた様がどうしてもそう仰るのなら……


私、私は、もう、こうするほか、ないじゃありませんか……!


私が、あなたを、あの小娘から、寝取るしか、他には……!


私、なんでもします……あなた様に喜んでもらえるなら、あなた様が私の隣で悦んでくれるなら……!


お怪我の治療でも、お料理でも、あの小娘とだって仲良くやって差し上げます……


けれど、あなた様があの娘と一緒に笑顔でいるなら……


私は、もう、あなた様を寝取って、悦ばせるしか……!


ふ、ふふ……


私、あなた様に将来、喜んでもらえる様にと、そちらも知識を付けましたの……


私の中の唯一の男性であるあなた様を、どうしたら一人の女として尽くせるのかと


//甘く囁き

そうしたら、必然的に、夜のお勤めしかありませんわよね♪


……ですから、あなた様が私をお傍に置いておきたくなるようにして差し上げます


そうしたら、私を選んでくださいますよね? 私を抱きしめて、求めてくださいますわよね?


私だけを女として愛してくださいますわよね?


私、ちゃんとあなた様に気に入られるような女になります、私はあなた様だけの女ですから


ですから、私のこと、気に入っていただけるように……


//甘く囁き

今から、一杯愛させていただきますね♡

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る