高身長九尾は久しぶりに会えたあなたを妖力無しで押し倒して…

あっ……!


久しぶり……!


ねぇ、元気にしてた?


わーっ、君もこんなにおっきくなっちゃって……


あれ、でも君の方が小っちゃいのかぁ……


でも、その方があの頃みたいに可愛らしくていいかも♪


……え? 誰?


え、ぇ? 私だよ? わかんない?


私みたいなモデルに知り合いはいない?


……ぷっ、んふふっ♪


んもう、そんなに褒めたってなにも出ないよ?


おいなりさんくらいはご馳走してあげよっかな


あ、君はそういうのじゃなくてお肉とかの方が良かったんだっけ?


……あれ、まだわかんない?


//低音囁き

なんでわかんないの


私だよ? わかるよね? わかるはずだよね?


まさか忘れたって言わせないよ


……あっ!


ご、ごめん……私の方が忘れてた


私みたいな妖のことは、人間は忘れやすいんだった


ほら、ちょっとこっちこっち


路地裏に連れ込んで申し訳ないけど、あんまり人に見られちゃうのはよくないしね


よい、しょ、と


ほらこれ、思い出さない?


ふさふさの尻尾に、お耳に……


そうそう! 思い出せた?


小っちゃい頃、よく遊んだよね


んふふ、思い出してくれてよかったぁ……


//低音

もしも思い出してくれなかったら食べてたところだよ


ううん、なんでもないよ


あれから私もぐんぐん成長してさぁ……


君の好みの女の子になれますよーにって頑張ってたら、こんなにおっきくなっちゃった


てっきり小っちゃい女の子が好きなのかなって思ってたんだけど


君……こういう高身長なのがタイプなんだ?


//甘く囁き

良かったよ、君の理想になれて


さぁ、それじゃあここで立ち話もなんだしさ


私のお家、おいでよ


積もる話もあるでしょ? それに昔みたいに、うちでのんびりしてってよ


ほらほら、決まり決まりっ♪


//場面転換


あ、適当にくつろいでていいからね、今お茶持ってくるから~


びっくりした? 私がマンションに住んでるなんて


私もこのご時世、稼ぎに来なくちゃいけなくなっちゃったから出てきたんだけど、


それでばったり会うなんて運命だよね~♪


はい、どうぞっ


はぁ……ホント久しぶりだよね


あー、あの頃みたいにまたじゃれ合って遊びたいよね~


朝から夜まで駆けまわってさ、


それで君は帰ったら遅すぎて叱られてたよね~


んふふ、実は後ろから見てた♪


いやぁ、さすがに私の責任っぽいところもあったじゃん?


だからこっそりついて行って、危険な目に会わせないようにってね


変な虫がつかないように……ね


……君が引っ越しちゃったから、凄く寂しかったなぁ


……私さ、あのまま君があそこにいたら、一緒に学校通うつもりだったよ?


狐の女子小学生とか中学生姿、少し見たかった?


まぁでも、君はそんなのは興味ないかな?


だって、今の私……君より凄く身長高くなっちゃった


//甘く囁き

そんな小っちゃい子より、こういうのが好きなんだもんね


それじゃあ……理想の彼女になれて、再開もできたわけだし、


結婚もさっさとしちゃおっか


あれ、驚いた?


そんなに驚かなくてもいいよ、ちゃんと現実だから


現実に、めんどくさいことは抜きにして、結婚しよって言ってるの


ね?


……ね、いいよね?


ねぇ、返事は?


え、ムリ?


何が無理なの?


え、ちょっと待ってよ、なんで?


小っちゃい頃にあんなに楽しく遊んだじゃん、私の性格とかも知ってるでしょ?


だったら別に、もう結婚しても良いよね


そういうことじゃない?


なに、どういうこと?


//低音

私が納得できること、だよね?


……え、彼女がいる?


え、なに、君にお付き合いしてる人がいるってことなの?


……じゃ、じゃあ良かったじゃんっ、早く別れちゃいなよ


え? だってさ、結婚できるかわかんない女と付き合ってるんでしょ?


時間もお金も無駄だって


早く別れちゃいなよ、私といる方が楽しいよ?


楽しいはずだし、それに君のタイプでしょ?


だから早く別れてよ、今すぐ電話して別れて、縁切って


……な、なに? いきなり立って


帰るって……ちょ、ちょっと待ってよ!


だめ、絶対に出て行かせない


ダメだよ、だめ、絶対ダメ


私は君と結ばれるんだから、その為に努力してきたんだもの


その為に、私……ちゃんと九尾になってきたんだからァ♡


私のお婿さんにするの、ずっと待ってたんだから


なのに別の女のところに行く? 笑わせないで


借り物とはいえ私の家にあがったんだから、私と契りをかわすまでは出さないよ


ち、力尽くで出て行く?


や、やめてよ、私たち幼馴染でしょ?


お願い、押そうとしないで、ね……?


……あれ、押してる?


ねぇ、ちゃんと私を押し倒して出て行こうってしてる?


そっか


君、こんなに弱いんだ


私さ、大事な人は九尾の力とかも使わずに堕としたいなって考えてたの


けど……そんな必要もなさそうだね


//低音囁き

こんなに弱いのに、私に逆らおうとしてたんだ?


よくないね……良くない子に育っちゃったんだね


小さい頃に大事にしてた女の子のことを忘れて、他の女に浮気するような人だったんだ……


そんな人なら、優しくシてあげなくてもいいよね


あはは、すごい、押し倒しちゃうよ? 良いの?


このまま私が上になっちゃったらナニされちゃうかわかんないよ?


なのに、君は抵抗しないで、恋人つなぎのまま寝かせられちゃうの?


あ、ごめんね?


///囁き

抵抗、できないんだよね


あ、そっか、そういうことなんだ


君の好みって、自分を押し倒してくれる強い女性なんだ?


それに……


//低音囁き

怒りと憎しみで快楽堕ちさせられるのも好きそうだね


そっか♪ ならそのご希望通り、しっかり堕としてあげなきゃだね♪


//以下、低音


もう自由なんてあると思わないでね


君はこのままここに住むの


もう彼女にも会わせない、外にも出さない


君は今から私の慰み者にするから


一生、私を欲求を満たすためだけに使ってあげる


覚悟してね……君と違って、私は十数年、我慢し続けてきたんだから


君に九尾の力なんてもったいないから、押し倒したまま食い散らかすね


んふふ、可哀そう……洗脳も催眠もしないで、力だけで屈服させるなんて


//囁き

体も魂も、ぜぇんぶ私のモノだってわからせてやるから

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