海辺の恋心
第二関節を100度ぐらいか第一関節を100度ぐらいか親指をそえてコンソメを持っている。四角い味だ。昨日から直立している。足の開角度は45度かそれぐらいか。丘の上で横に変に歪んだ首であいつを待っている。風はこの丘の上を5回かそれぐらいしか通らなかったし、星はそこらにある電灯や街の明かりが邪魔して届かなかった。そうして日が上がったのかわからなく明るくなったばかし、雲は厚く、海の荒ぶりを誇張させるようです。しかしあのお方のことばかり、思い出してしまい目眩なんて忘れてしまい、自分が倒れていることなんか分からなかった。13時の頃にかけられた声。いつまでも思い出せない。事実としての記憶しかないという形式的な記憶にはほとほと呆れるばかり。今日はこれからながい雨に向けて、その前に討議をしようとあいつをよんでみたものの一向に現れる気配がないのです。
あいつことなんかどうでもよいのです。
あの方のことがどうしても思い出せない。
それが思い出せたら帰ろうと思うのです、
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