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1週間程経った頃、お父さんに呼ばれた。
「絢、まだ、気持ちは変わらないのか」
「はい、ごめんなさい。 許してください、お願いします」と頭を下げていた。
「そうか、自分で考えて、決めたことなんだから、思い切ってやれ。絢はお父さん達の自慢の娘だ。お前を信じることにした」
「えッ、ほんと ありがとう、お父さん、嬉しいぃ!」
「実は、紳から電話あってな。『子供が夢目指して、飛び立とうと思っているのに、親ならそれを後押しするが当たり前だろう。絢は自分の夢を叶えるために、人一倍努力してきた。お父さんも、そのことは知っているじゃあないですか。絢は昔から、親の言うことは黙って守ってきた、けれど、初めて逆らってでも、今、自分の夢を追いかけようと思っているんだ。あいつも、馬鹿じゃぁ無い、自分なりに考えて決めたことだと思う。もう大人なんだ、信じてやってください。反対してて、後で後悔されたら、一生恨まれるぞ』ってな。あいつも、親にまともな意見を言うようになったんだとと思ってな」
「へぇー、そうだったんだ。でも、ありがとう、お父さん。私、絶対合格するね。お兄ちゃんにも感謝しなっきゃ」
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