3-⑶
夏休みになって図書館でモト君と待ち合わせした。肩の辺りが大きくなって、逞しくてカッコイイ ♡ と思った。女の子からもてるんだろうな。
モト君から、突然、大学は〇〇大の海洋を目指そうと思っていると打ち明けられた。どこよ、それってどうやって行くの ! そんなとこ行ってしまったら、ますます会えなくなるよぅ。今も、あんまり会えないけど、会いたいと思ったら、なんとか会えるけど、そんなのだめだよー。会えなくても近くに居てると思えば、我慢できるけど、会いたくても会えないなんて嫌だぁ。
私がその大学に行くのって、うちのお父さんが絶対許してくれるわけないじゃない。このまま、聖女学院の大学まで卒業して、周りから、良いお嬢さんと言われたいのだ。モト君は私のこと、どう思っているんだろう。会えなくても、平気なのかしら。私は側であなたのこと追いかけていたい。
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