急に家に居候することになった家出少女と契約上の交際をする
Amath(アマス)
第1章...家出少女と僕
俺は光野康介、18歳、最近都内の大学に入学することが決まったので、都内一角のアパートで一人暮らしを始めることになった。
ガチャッ
大家さん「えーっとね、トイレと風呂は一緒の所にあるからね、ごめんなさいね」
康介「なるほど...ユニットバスなんですね」
正直俺はユニットバスは嫌いだ、湯船に浸かるだけで、何故かトイレの水に入っているような心地になる。しかし上京したての金がない人間に贅沢なんて言えなかった。
仕方なくユニットバスの家賃3万のアパートに住むことになった。
実家からは少しだけ家電が届くみたいで、既に実家から来ていたのもあるが、全部めちゃくちゃ古い家電ばっかりだ。
和室6畳のワンルームの中でこれは殺風景だ。
今は3月の中盤、つまり今俺はまだ高校3年生なのだ。しかし上京するなどの観点から卒業式の日まで出席停止が認められた。
だから、地元の友人との別れは他の人に比べれば大分早かった。
引越しの作業がほぼ終わり、俺は無意識に、6畳の狭い部屋にコタツ型テーブルだけ出して体育座りをしていた。しかもコタツに入らずに、だ。
この座り方をしたのは実に何年ぶりだろうか、しばらくやっていなかったと思う。
やがて体育座りをしていたら腰の限界が訪れ、コタツに入って横たわった。
限界に置いてあるダンボールに入ったミカンを横目に見るが、1度コタツに入ると、全然出たくなくなってしまう。この現象は一体なんなんだろうか。
それにしても3月にしては寒すぎる。
今はテレビもラジオもスマホも無いから分からないが、きっと氷点下であろう。
体の中心は暑いのに手と足だけは寒い。
やっとやる気になり玄関に置いてあるダンボールに入ったミカンを取りに行くことにした。気分はまるで正月みたいな感じだ。
しかし正月とはまるで違う、孤独感が自分を襲う。
時刻は夜の11時を回っていた。
実は2回しか来た事がない所なので、近所を回っていくことにした。
ガチャッ、ギイイイイイバタッン
康介「あぁやべえ、鍵を掛けねえと」
実家暮らしの時代は田舎だったから、鍵を掛けなくても安全だった。
しかしここは東京だ。
鍵を掛けなければ泥棒なんて入り放題だ。
厚着の服にさらに上着を着たが、それでも寒いくらいの気温だ。
俺の賃貸は、幹線道路外れの小道の延長線上に建っているアパートだ。
その幹線道路の上には高速道路も通っており、さらに下には地下鉄も走っているという、交通に関しては便利な所に建っているアパートである。
夜の11時半位にもなれば、幹線道路でも、車通りは減る。高速道路ではたまに車が、シューーンと音を立てて通過しているくらいだ。
しかも幹線道路沿いにも関わらず、あまりスーパーマーケットも多くない。
幹線道路沿いにはまた明るい時に来るとして、次にまた小道に入ることにした。
そこには急に住宅街が広がっていた、付近には公園や小学校もあり、他の所の学校地域と何ら変わらないところだ。
ある程度回ったところで、時刻はもう既に0時を回っていたので、帰宅することにした。
鍵を開けて入ったはいいものの、いつもなら「ただいまー」って言ったら、「おかえりー」って暖かく返してくれるが、今は違う。
そこが一人暮らしの1番の寂しい所でもある。
部屋の照明はスイッチを押してからつくまでの時間が長すぎる、もはや故障しているレベルにだ。
まぁ、文句ばっか言ってても変わらない物は変わらない。
ここで睡魔が到来したので、この日は布団引いて寝ることにした。
翌日...
朝9時に起きた。
窓からは昨日の幹線道路が見えていた、昨日とは違う表情を出していた。
それにしてもこれからの予定が無さすぎる、近くの大きな移動は、大学の入学式と高校の卒業式でしかない。
ピンポーン
朝早くから引越し業者っぽい人が来た、顔が見えてへんから知らんけど。
康介「はーい」
ガチャッ
???「...」
ん?俺と同い年くらいの女子?
一言も喋らないし一体どうしたんだろうか?
康介「ど...どうしたんですか?」
???「...私家出した」
家出した?!たしかに元気が無さそうにこっちを見ている。しかし口数が少ないので、情報量が著しく少ない。
康介「...俺は何をしたらいいのかな?」
???「い、家に泊めて欲しい」
康介「え?...急過ぎないか?...まぁとりあえず、一旦俺ん家に入ってくれ」
突然泊めて欲しいと言われた物だから、つい動揺してしまった。でも流石に勇気出して、泊めて欲しいと言った人間を追い返す訳にもいかないし、とりあえず話を聞くことにした。
???「...私は2日前に家出をしました」
康介「おぉ...って事は2日間は何も食べてないってことになるのか?!」
???「いえ自分の貯金を崩して、食費をまかなっていたので2日間は食事には困りませんでした。しかし貯金も、もうすぐで底をつきそうですし、寝床もありませんでした、そこで寝床を貸してくれる心優しい人を探してました」
康介「あー...悪いな、俺はここに引っ越してきたばっかりで荷物がゴタゴタしてるんだ、狭くなるから難しい」
???「やっぱり難しいですよね...私はここで失礼します、すみませんでした」
康介「ちょっと待ってくれ!」
???「なんでしょうか?」
康介「俺は泊まることに対してダメって言ってる訳じゃない!こんな状況の女子を放ってなんかおけるか?!」
???「...泊めてくれるんですか?」
康介「分かった対価交換にしよう、これから俺の部屋に住んでもいいから、その代わりの事をしてくれ、それだけしてくれれば、いくらでも食費はまかなうし、タダ住みでいいから」
???「...本当ですか?」
康介「その前に名前だけ教えてくれ、あ、あと呼ばれたい名前も教えてくれ」
???「私は
康介「じゃあ、真帆さん今日からよろしく」
真帆「そちらこそ名前と年齢はなんですか?」
康介「光野康介、今は18歳の高校三年生です」
真帆「同い年じゃないですか、タメ口と呼び捨てで構いませんよ?」
康介「じゃ...じゃあ真帆は今、何かして欲しい事はある?」
真帆「強いて言うなら、その代わりの事を早く済ませて身軽になりたい、それだけですかね」
康介「その代わりの事は何がいいのかい?」
真帆「な、なんでもいいですよ」
康介「なんでもいいんですか?」
真帆「なんかHな事を考えていませんですか?」
康介「え、あ、いや、なんでもないですよ?」
真帆「別にいいですよ、対価交換なんですしね、出せって言われたらどこでも出しますよ、ちなみに胸はcカッp...」
康介「いやいや!言わなくていいから...!」
真帆「じゃあ代わりの事は何にするんですか?別になんでもいいですよ?」
康介「ちょっ...ちょっと考える」
真帆「考えすぎですよ、決まんなかったら康介さんの腕を引っ張って私の胸に当てますよ?」
恐ろしいこと言ってやがる!?
しかし俺には彼女が1度も出来たことがない、ここは1つ勇気を出して言ってみるか
康介「俺と付き合ってくれ」
今日会ったばかりの人に何を言ってるんだ、俺は。でもこれは食費と家賃をタダにする条件だ、やってくれるだろう...
真帆「え...本当ですか...気持ち悪いんですけど、まぁ対価交換ですしね、仕方ないですよ」
えええええ????なんかドン引きされたんだけど????!!!!!
まぁそりゃそうなるか、同い年らしき人が急に家に泊めて、付き合ってくれとか言い出したらドン引きされるに決まってるか...
こうして俺と真帆の交際は最悪の状態でスタートをした。
そして昼過ぎになり、そろそろお昼ご飯を食べるような時間になった。
康介「ほら、飯食うぞ」
真帆「ありがとうございます、自炊ですか?外食ですか?」
康介「まぁキッチンが空いたり、冷蔵庫が届いたりするまでは外食だな」
真帆「分かりました、それでは行きましょう」
康介「おぉ、行くぞ」
初めての一人暮らしだと思ったら、二人暮しになっちまったな...まぁ、これも悪くは無いんだけどな。
昨日の夜に来た、幹線道路沿いにまた来た。
やはり幹線道路は昨日とは違う表情を見せている、夜と違い車通りもかなり多い。
とりあえず俺達は昨日見つけた、ハンバーガーチェーン店に入ることにした。
康介「何でも好きな物を頼んでいいよ」
真帆「じゃあ、ハンバーガーを4つ下さい」
めちゃくちゃ食うじゃん。
だからすぐに真帆の食費が底をついたのかこれには納得をした。
まぁでも、ポテトやドリンクを付けない辺り全然来た事が無いってことが伺える。
康介「で、それぞれたのんだけど...」
真帆はもう食事を始めていた。
食べてる表情がかわいいとか、そんな事は思っちゃダメだと思ったが、脳に直接かわいいいという信号が送られる...
康介「先食ってんのかよ...じゃあ俺もいただきます」
昨日は孤独を感じる寂しい食事だったが、他の人が居るだけで料理に花が添えられる。
まぁ一人暮らしってのは孤独の食事をしてなんぼか。
真帆「美味しいですねこのハンバーガーは、久しぶりにお腹いっぱいに食事しました」
康介「そうか、それは良かった」
真帆「康介さんはなんで東京に来たんですか?なにか理由があるんですか?」
康介「俺は4月から東京の大学に入学する事になってな、早めに地元の田舎から出てきたんだよ...真帆はなんで家出したんだ?」
真帆「私は家族間のトラブルで家出をしました、その後何回も電車を乗り換えて移動していたらここにたどり着いた、という訳です」
康介「あぁ...なるほどな、俺も家族間でのトラブルは何回かあったけど、すぐに帰ったからなんも記憶にねぇな」
真帆「...そうですよね、普通は何回も電車に乗り継いで家出なんてしないですよね...」
あ、俺言っちゃいけないこと言った感じ?!
康介「あー!...ごめんごめん、そんなつもりはなかった」
真帆「大丈夫です、康介さんは優しいですもの、そんなことを言うはずがありません」
言ったんだよな...マジでごめんな...
康介「さて2人とも食べ終わったことだし、そろそろ帰りますか」
真帆「そうですね、帰りましょう」
店を出た瞬間から既に幹線道路で車が通る音がする、スポーツカー、普通の車、大型トラック、本当に色々な種類の車が通っている。
しかし家に繋がる小道に入った途端、急に車の音が遠くなっていく、小道の交通量はかなり少ない。
ガチャッ
康介「ただいまー...って誰もいないんだよな」
真帆「これからは私がいるじゃないですか」
康介「そうだな、居てくれるだけで大分孤独感が消えたよ、ありがとう」
真帆「...そりゃどうも...あの!」
康介「なんや?」
真帆「こ、こんな見ず知らずの私を助けて下さり、ほ、本当にありがとうございます!」
康介「まぁ、俺は助けを求めてる奴の事を沈めたりすることは絶対にしないからな」
真帆「かっこいi...やっぱりなんでもないです」
康介「え?なんて言いかけたんだ?」
真帆「だから!なんでもないですって...」
康介「そうか...とりあえずコタツの中に入れよ、寒いだろ?」
真帆「いえ、入りません」
康介「暑がりなんか?」
真帆「いえ、私のような住ませてもらってる身にそんな贅沢な物は必要ありません!」
やっぱりまだ堅苦しい所があるな...まずはそこから直さないとな...
康介「あのな、真帆」
真帆「なんでしょうか?」
康介「俺は真帆に普通の生活を送って欲しいんだよ」
真帆「それはどういうことですか?」
康介「普通に俺と同じように生活していいんだよ、俺は真帆に普通に過ごして欲しいんだよ!」
真帆「康介さん...ではお言葉に甘えてコタツに入らせていただきます」
やっと、正直になろうとし始めてくれたか...
そして真帆も俺と同じようにミカンを食べ始めた。と、ここであることに気付いた...
真帆さんの足が冷たい!
コタツが狭いので真帆さんと足が当たってるのだが真帆さんの足が冷たすぎる!早くコタツに入るように言ってあげれば良かったのかな...
俺は今更になって後悔していた。
康介「テレビ欲しいなぁ...」
真帆「どうしたんですか?急に」
康介「なんかな、テレビが無いと情報が入って来れないからキツイんだよな...暇つぶしも出来ないし」
真帆「私は別にテレビはあっても無くても良いですが、情報が入らないんですか?」
康介「あぁラジオも実家に置いてきた、テレビなんて古すぎて捨てた、スマートフォンは古くなっていたから、一人暮らしを始めるときに同時に解約した」
真帆「まぁどちらにしても、とりあえずお金を貯めないとですね、私も手伝いますよ」
康介「おぉ!本当か?!じゃあ、この辺で募集しているアルバイトでも始めてみるか」
アルバイトは人生で1度もやったことは無かった、高校生時代は近所に店という店がなかったからだ。
康介「近くにコンビニってあったかな?...まずはそこで雇ってくれればいいのだが」
俺が通っていた学校は偏差値70台の、言わば難関高校だ、あまりにもふざけたことをしなければ別に雇ってくれるはずだ。
しかし問題は真帆の方にある。
学生証などは持っているはずもなく、身元の確認もあまり取れていない。
康介「マジで雇ってくれるか心配なんだけど」
真帆「まぁしばらくの間は、今ある所持金だけで暮らしましょうか」
康介「そうだな...ってなんかダンボールの中に、金が入ってそうな封筒があるんだけど」
ダンボールの中には茶封筒が入ってた、俺はその茶封筒を入れた記憶はなかった。
康介「こんなの入れたっけな?」
茶封筒を開けてるとそこには1万円札が60枚くらい入っていた、つまり大体60万円分位が入っていた。
真帆「...まだ働かなくて良さそうですね」
康介「だなー...とりあえずコタツ入ろうぜ」
コタツの中は時間や記憶を忘れさせてくれる、いわば至福の空間である。しかしスマホもテレビも無いので、やはり全く暇つぶしにならなかった。
時刻は夕方の4時を回っていた。やはりスマホやテレビがないと落ち着かない。
康介「真帆、とりあえずテレビとスマホを買いに行くぞ」
真帆「急ですね、いいですよ」
とりあえず落ち着かないので色々と家電などを買いに行くことにした。
思いたったらすぐに鍵を閉めて外に出た。
しかし近くに大きな家電量販店が無いので、地下鉄に乗って移動する事にした。
5分位経ってから地下鉄が来た。
やはり東京の交通網は緻密である、前の電車が行ったと思ったらまたすぐに次の電車が来る、田舎出身の俺からしたら大分凄い光景だ。さりげなく俺は地下鉄に乗る事が初めてである。
プシューーーー
ドアが空いた。駅から既に感じていたが、東京の地下鉄はなんか独特な匂いがする。
そして揺られること15分...
アナウンス「次は新宿、新宿、お降りの際は足元にご注意ください、出口は右側です」
アナウンスが流れ無事に新宿駅に着いた。方向音痴なので心配だったが、ちゃんと着くことが出来た。
康介「よっしゃー!家電量販店行こう!」
真帆「やったー」
ウイーーーーン
康介「うおっ、中がめっちゃ広っ!」
真帆「色々な種類の家電がありますね」
康介「どうせだから高級な家電を買ってくか!家電は生活を豊かにするからな」
真帆「良い考えですね、では早速買っていきましょう」
そして今日は、小型の8Kテレビ、ハイスペックのスマホ、冷暖房やその他機能完備のエアコン、掃除機やコンロなどを買った。
康介「いやー!買った買った!50万円近く使っちゃったけどいい買い物だった」
真帆「喜んでるところ申し訳ないけど、こんな大荷物をどうやって持ち帰るんですか?」
康介「あ...まぁ地下鉄に何とか入るっしょ」
真帆「ならいいんですが...」
康介「まぁ半分位は後日取り付けにしてある所が不幸中の幸いだ」
康介「じゃ、行くよ」
真帆・康介「せーのっ、ふぬぬぬぬぬぬぬ」
トコトコトコトコ
康介「ちょっ階段気をつけて!」
真帆「うん!」
康介「ヤバい!ヤバい!こっちが落ちそう!」
真帆「ねぇ!めっちゃ揺れてるって!」
康介「切符2枚分買っとく!」
真帆「ありがとうございます!」
康介「電車来てるからそのまま入れるぞ!」
真帆・康介「ふぬぬぬぬぬぬぬ!」
そしてその後もアパートまで運ぶまでに苦労し、無事(?)に家に持ち帰ってくることができた。そして帰ってきてからは2人ともげっそりした表情になっていた。
康介「とりあえず開けよう!」
真帆「そうですよね、開けないと、買って運んで苦労した意味が無くなります」
康介「まぁ別に無くなりゃしないと思うけど」
まずはスマホを開ける
康介・真帆「おー!」
次に掃除機を開ける
康介・真帆「おおーーー!!」
最後に小型8Kテレビを開ける
康介・真帆「おおおおーーーーー!!!」
康介「なんかさっきからあんまり反応が変わってなくね?」
真帆「気のせいですよ、じゃあ設置作業をしていきましょうか」
康介「まぁ設置するのは掃除機とテレビだけなんだけどな」
そして設置が終わり、ついでに引越しの時に使ったダンボールの物品を出した。
康介「おー!部屋がスッキリした!」
真帆「かなりの量のダンボールでしたね...一体どうしたらこんな量になるんですか?」
康介「まぁとりあえず設置も終わったことだし、コタツミカンでもしますか...って、え?!玄関のミカンが無くなってるんだけど?!」
真帆「あ、ダンボールを全部バラせって言われたので全部バラしました」
康介「なんでミカンのダンボールまでバラすんだよ...まぁいいやミカンはどこにある?」
真帆「全部机に置いておきました」
えーっと、机、机、って、え?!物凄い量のミカンが富士山の様に積み重なっている。ダンボールミカンって1箱こんな量があったのか
その後は新宿駅で買ってきたカレーを2人で食べて、その後に布団を敷いた。
ここである問題に直面した。
康介「風呂どうする?」
真帆「どうするって...別々に決まってるじゃないですか?...もしかして私の裸が見たいんですか...?!」
康介「何言っとんねん、とりあえず入る順番について決めたかった」
真帆「私が先でもいいですか?」
康介「全然先に入って大丈夫」
真帆「はーい、じゃあ失礼しまーす」
なんだろうか、今までで1番1日が濃厚に感じた、よくよく考えれば真帆さんは大量まだ今日会ったばかりの初対面の人である。
俺だって一人暮らしは昨日からだった、それなのに結構住んでるような感覚に陥る。
しかしもう今は既に一人暮らしじゃなくて2人暮らしだ。
折角だから、このタイミングで最新のスマホの操作を覚えることにした。
とりあえず連絡アプリを入れて、そこから家族に電話してみた。
プルルルルルルルガチャッ
康介母「はい、もしもし光野です。」
康介「お、母さんか、康介だ」
康介母「あぁ康介か、最近ちゃんと生活してる?健康にしてる?」
康介「大丈夫だって母さん、心配しないでくれ、でも最近はあるきっかけで2人暮らしになった、詳しい事は明後日の高校の卒業で、帰る時に伝えるよ」
康介母「分かった気を付けて生活しなさいよ」
プーープーープーー
電話は切れた、急に母さんに、家出した少女と暮らしてるとは流石に言えないし、それにその子と付き合ってるなんてもっと言えるはずがない、まぁ明後日の高校卒業式で帰る時までは隠蔽と致しますか。
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