リモートで魔王討伐!

グリード

プロローグ

いつからだろうか。自分の能力に嫌気がさしたのは。


俺の職業は「創造者」だった。

名前からしてチートだと思った俺は、その日から鍛錬に励んだ。


だが現実はそこまで甘くはなかった。

いくら鍛錬してもできることは何も変わらない。

魔法が使える訳でもなければ、強い武器が作れる訳でもない。

作れれるものといえば、簡単な家具と武器だけだ。


いつからか努力するのをやめていた。

だが、日々を過ごしていくうちに俺のスキルの使い方を知ることができた。


どうやら作ろうと思ったものの構造を理解していないと作れないらしい。

だから、剣だって強いものは作れない。結局は役立たずだ。


だけど、俺は諦め切れなかった。

だから、もう少しで30になるというのに冒険者の荷物持ちや雑用をしている。

ずっと鍛錬をしていたから筋力においては人並みにある。

だから15年近くも出来ている。


そんなある日、ある募集の紙が目に付いた。

新しいダンジョンの探索に行くのに雑用係を募集しているという内容だった。

そのパーティーは冒険者ギルドでも有名な高ランクパーティーだった。

俺は、断られる覚悟でその紙に書いてある場所へ向かった。




それが、俺の人生を変える決断だったとも知らずに,,,,,,,,



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