書くことについて

@watasigi

私の友人の渡木らい


 私は、小説や脚本を書くときは渡木らいという人格になる。読み方の通り、自分の嫌いな部分がごちゃごちゃに集まってできたのがこの渡木らいだ。

 彼女は自分嫌いの自分を救うために作品を書いている。その世界は外から見ればささやかなレベルだけれど、彼女にとってはわがままを尽くして作った都合のいい世界なのだと思う。彼女はそれでも心が咎めるのか、登場人物をすぐ不幸にしようとする。よせばいいのにと思うのだが、彼女が救われているのならそれでいいんだ、と思っている。

 私は彼女を裏切るような生き方はしないようにいきたいと思っている。

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