第2話


僕はダッシュで図書館に向かった・・・。


そして図書館に着いた。


図書館の出入口に着いた途端に土砂降りの雨が降ってきた・・・。


よかった・・・間に合って・・・。


そして夕立ちが降っているのを見ていたら、猛ダッシュでこっちに走ってくる女の子がいた・・・。



「ハアっハアっ・・・濡れちゃった・・・夕立ちのバカ!!」



その女の子はびしょ濡れ状態だった・・・。

大丈夫だろうか?

風邪などひいたら大変・・・。


ハンカチあるかな?とカバンを探った。

よかった。ハンカチあった。

小さいハンカチだから役に立つかわからないけど・・・。




「ねぇ君これよかったら使って」とハンカチを渡した。


そして女の子は「ありがとう」とハンカチを笑顔で受け取った。



その女の子の笑顔になぜか心臓がドキドキした・・・。


どうしたんだろうか?なんかドキドキする・・・。



「小さくてごめんね?」


「ううん。ありがとう。ねぇ・・・もしかして龍くんじゃない?」



龍くんと呼ばれたのは遠い昔だ・・・。

そして龍くんと呼ぶのは、1人しかいない・・・。


あかねちゃん・・・もしかしてあかねちゃんなの?



「え?どうして僕の名前知ってるの?」


「やっぱり龍くんだ!私あかね、角居すみいあかね。覚えてるかな?」


「あかねちゃん。覚えてるよ小学2年まで僕の隣の家に住んでたよね」


「うん。そのあかねだよ。覚えててくれたんだ。私嬉しい♪」


「どうして僕だって気づいたの?」


「だって、龍くん変わってなかったから。あの頃のまま成長してるんだもん・・・。すぐわかったよ」


「そんなに変わってないのか僕は・・・。ちょっとショックかも・・・」


「ごめん・・・。でも龍くんはあの頃と変わらずかっこいいよ」


「そう?ありがとう」

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