またあなたに逢える日まで

久遠海音

プロローグ ー最強の魔術師ー


 血の匂いがむせ返る。ダークパープルの霧で常に覆われているこの世界では50メートル先も見えない。見える範囲の地面には敵なのか味方なのか分からない死体が埋め尽くしていた。いつか自分もこの死体の仲間に入ることになるのかもしれない。そう思うと背筋がゾッとした。早く退却命令は出ないかと思っていると、『ウィリアム大将の命により全軍退却。即時帰還せよ』という指令が無線で飛んできた。

「待ってました!」小声でガッツポーズし、『α小隊退却!』と自分の部下に命じ、魔力を総動員し空を飛んで基地に帰る。霧が濃いので、常に魔道探知を使いながら飛ばなければならないのはちと厄介だが、それでも屍体だらけの地面を歩いて帰るよりはマシだった。ああ、このまま家に帰りたいぜ。自分の部隊を引き連れながら、マルコは思った。

しかし基地に帰っても休まらない。「小隊長以上は作戦室に来るように」とのお達しだ。異次元空間大戦始まって以来、無謀にも3世界を一挙に相手にしているのは我が世界『ミズガルズ』。『ミズガルズ』という名は世界の覇権を握ったミズガルズ帝国の名前がそのまま使われている。ミズガルズ帝国自身が軍事国家であったため、世界主導で常に最先端の戦争魔法を研究している。だからこそ3世界を相手にして戦争ができるのだが、さすがに欲張りすぎた。現に今俺たちが相手にしているスヴァルトアールヴヘイム(世界法の呼び方では『第6世界』)との戦いでは完全なる膠着状態。奴らは呪い魔法が得意なため、広範囲の呪い魔法で次々と兵士が原因不明の病で倒れていく。そのため足りなくなった兵士を増員するが、また呪いで倒れていく。今までと勝手が違う戦い方に、上層部は右往左往するが、この悪循環を切れずにおり、戦力が常に足りない状況になっている。そんな戦いをここで行なっているため、比較的余裕のある他2つの戦地もここが長引けば長引くほど、ジリ貧になり、負けてしまう。そうなると先の大戦で支配下に置いた世界も危うい。聞けば、不穏分子がそこかしこにいるという。正直、”オーディン”でも連れてこない限りこのままでは負け戦になるだろうな。

作戦室には既に人が集まっており、全員揃ったのを確認すると、ウィリアム大将が壇上に上がった。

「今我々ミズガルズ(第3世界)は、ヴァナヘイム(第1の世界)とスヴァルトアールヴヘイム、ヨトゥンヘイム(第8世界)と交戦中。大変苦しい戦ではあるが、我々ミズガルズ兵にできぬ事はない」

 どの口が言う。先の大戦で3つの世界を支配下に置いた時点で、他の世界が警戒するのは当たり前だ。各世界が同盟を組み、ミズガルズを潰そうと躍起になっている。正直、まだ負けていないのが不思議なくらいだ。さすがは軍事魔法の最先端と呼ばれるだけある。

「しかし、嘆かわしいことにスヴァルトアールヴヘイムとの戦いは膠着している。このままでは最悪な事態になりかねない。そこで、我々の戦女神を呼び寄せた。マーリン中将!」

 ウィリアムは不服そうに彼女を壇上に上げた。会場がざわつく。それもそうだ。上級魔導師10人分、いやそれ以上の膨大な魔力を保有しているとも言われており、また天才的な発想とその魔力で机上の空論と言われていたことをことごとく現実にした女性。9つの世界のうち膨大な魔力があるというアースガルズ(第2の世界)で本領を発揮したという。たった一人で大災害レベルの天災を引き起こして、アースガルズの人々を屈服させて支配下に置いたとのこと。聞くところによると、アースガルズの人々は彼女のことを完全に神だと思っているようで、奉っているようだ。他2つの世界も彼女の貢献なしに支配下に置くことはできなかったとも聞く。そんな伝説的な、まさに我々にとっての”オーディン”が目の前に現れようとしていた。

壇上には、キリッとスレンダーだが筋肉がしっかりついている体型の金髪碧眼の女性が立っていた。若い頃はそれはモテたであろうと思われるくらい顔が整っており、シワのない顔はまさに年齢不詳の美魔女といったところだ。

マーリン中将閣下は壇上からさっと全体を見渡すとため息をつき、気怠そうに挨拶した。

「どうも。マーリンだ。この程度の戦に時間を割きたくないし、さっさと家に帰りたい。そのため、次の作戦で全てを終わらせる」

さらりとした抑揚のない言葉だった。それには、会場が凍りつく。まるでウィリアム大将をはじめとする上層部を無能とばかり言っているようであり、実際、大将の顔も引きつっている。

「少数精鋭で行きたいから、そうだな・・・α小隊だけ残れ。あとは解散しろ」

まるで、適当に決めたかのような言い方。てか、α小隊って俺の部隊だ! 最悪だ! いや、間近でマーリン中将の術式を見られるなんてなかなかないチャンスではある。だが、ウィリアム大将に喧嘩を売るような人の命令を聞かなければいけないのか。無能だとしても、一応大将だぞ! もう少し言い方はないのか。大将は青筋を立てながらも、声のトーンを落ち着かせながら、マーリン中将を嗜める。

「マーリン中将、そのようなこと勝手に決められては困る。こちらにも作戦というものが──」

「本部からは、『戦争を早急に終わらせるように』との命令を受けています。一応、作戦司令部からも作戦指示が出ていますが、馬鹿げています。呪術使いの宝庫の第6で兵士を大量投入とか何考えてるんですか。私なら、1日で終わらせられますのに」

ぴしゃりと言い切る中将。

「そんなの無理に決まっているだろ!! 我々がこの戦争に参加して何ヶ月経っていると思っている!? このモル──」

「ウィリアム大将殿、本部より『マーリン中将の好きにやらせるように』との命令が出ております」

遮るように、マーリン中将の部下と思われる銀髪ストレートの眼鏡が、命令書をウィリアム大将に見せた。大将はそれを奪い、食い入るようにその命令書をみる。命令書を一通り読み終えると、乱暴に中将の部下に突き返すした。

「・・・いいだろう。やってみるがいい。もしできなかったら、全責任をとってもらうということでいいだろうなっ!!!」

青筋立てながら、マーリン中将に攻め立てる。それに対して、マーリン中将は何か言おうとしたが、またしても彼女の部下が遮るように代わりに返事をした。

「勿論ですとも。そのつもりで来ています。ミズガルズに勝利を捧げられるよう、善処させていただきます」

丁寧にお辞儀する部下。それに対して、飄飄とした態度のマーリン中将。ウィリアム大将は何か言おうとした。が、諦めた。何を言っても無駄であるとともに自身の怒りを増長させるだけと判断したらしい。そうして、その場はα小隊以外は解散となった。俺は急いで部下に作戦司令部に来るよう、音声メールを伝達させる。

 ・・・さて、とんでもないことになりそうだ。


「それでは、α小隊の諸君。早速だが、今から泥団子を一人1万個作れ」

唐突にマーリン中将は俺の部隊にそのような命令を下した。『はあ!?』という部下の声が聞こえてきそうだったが、みんな声には出さないでいてくれた。大分戸惑ってはいるようだが・・・。

「お言葉ですが、中将殿、それには何の意味が・・・?」

俺は小隊長として、部下のためにも聞いたが、それに対してキョトンとするマーリン中将。

「意味? 敵を殲滅するために決まっておろう」

何を言っているんだとばかりの眼差しを向けてくるが、俺が言っているのはそういうことではない!! 

「いえ、そういうことではなくて・・・。泥団子でどうしたら敵を殲滅できるのかを教えていただきたく存じます」

「秘密」

「秘密と言われましても・・・」

食い下がるが、常に中将につき従っている銀髪眼鏡のフランシス中尉が遮る。

「マルコ少尉、軍人ならば上官の命令に口答えするな」

「・・・申し訳ございません」

金魚の糞のクソ中尉が。いくら作戦の漏洩を防ぐためとはいえ、あまりにも理解不能なんだよ。

「明日4:00に泥団子1万個を持って荒地の丘に集合」

そう命令を下すと、マーリン中将は部下と共に消え去った。なんという無茶振り。これは全員徹夜コースじゃないか!! 俺の部下も不満げにしてるし・・・。明日の作戦、大丈夫だろうな!?


「──たった1万個作るのに満身創痍だな」

AM4:00。マーリン中将はα小隊の顔を見るなり、そう言い放った。泥団子1万個作るのに全員徹夜したからな。そりゃ、あんたはさっさと寝てスッキリしたようだがな。

「まあいい」

そんなことはどうでもいいと言わんばかりに中将は空間に指で四角を作る。すると、中将の前に10cm四方のブラックボックスが現れた。

「各員の泥団子を吸収しろ」

ブラックボックスは命令どおり、俺たちの泥団子を吸収した。ブラックボックスは上級魔法の一つで、大抵はレアな魔法道具を安全に保管するために使われるのだが、この人は泥団子のために使いやがった。ブラックボックスをこんなにフランクに使いこなすとは、何という才能だ。

マーリン中将が指パッチンをした途端、頭がスッキリし、体のだるさは無くなったどころか、力がみなぎってきた。

「中将殿、これは・・・?」

「癒しの魔術だ。どうやら皆疲れているようだからな。これでは私の作戦に支障が出かねん」

一個小隊全員にこのレベルのヒールを施すのにかなりの魔力が必要なはずだが。

「また、全員分の装備をこちらが用意した。そんなオンボロではなく、こちらに代えたまえ」

「え? これ、薄すぎね?」

「軽ッ! アルミでできてるじゃん! これじゃただの魔弾でも貫通してしまうじゃない」

部下たちがボソボソと言っているが、違う。これは・・・

「中将殿。この装備には中将殿独自の術式が施されていますね? 大魔弾砲を反射で防ぐことができる高度な術式が・・・」

「そうだ、よく気づいたな。スヴァルトアールヴヘイムの奴らは呪術が得意な奴らばかりだからな。身軽に動けてもし当たっても防ぐのではなく跳ね返してしまうものが良いのだ」

マーリン中将はご機嫌にそう答えた。周りの人々はざわつく。

「嘘!? 全員分!?」「上位魔導師でも1日5人分が限度だって聞くけど・・・」

これが、”オーディン”と呼ばれるマーリン中将か。噂では、大隊規模にも保護呪文をかけたと聞く。「確か・・・マルコ少尉だな。覚えておこう」

ボソッと中将がそう呟いていたようだが、俺は中将の魔法具に興奮しており、その声は聞こえなかった。


「──では、みんな着替えたな」

「これから、私が100万個の泥団子を投下する。その間に貴君には基地の破壊」

ん・・・? 100万個? 我が隊は全部で50人。50万個しかないはずだが・・・。まさか・・・あとの50万個を中将が一人で作ったのか!? あの人、普通に夜の9時には自室に戻って行ったのを見たけど・・・。半端ねええ。

「この対装甲車用のロケットミサイルを各員装備。基本的に班ごとに動き、戦車を破壊しながら、基地まで進め。敵を混乱に陥れろ」

「「「はっ」」」

そして中将は消えた。いや、瞬間移動したようだ。もうすでに敵陣地上空にいる。我々はそのような高等技術は使えないので、空を飛んで向かう。が、俺たちは異様な光景を目の当たりにすることになる。全く規格外にも程がある。

彼女は我々が到着する前に、敵陣営上空全体に異次元空間を出現させ、落とした。大量の泥団子を。しかもただの泥団子では無い。我々が作った泥団子一つ一つに防護魔法と人への自動追尾魔法がかけられている。これがどういうことかというと、この下にいる人達の内100万人は確実にダメージが入るのだ。しかも嫌らしいのが、即死ではなく、重傷者が多くなるように計算されていること。人によっては重傷者を助けることを優先するものもいるだろう。そうでなくても敵は味方の痛みに悶える声を聞きながら、戦闘準備に入らなければならない。その混乱をマーリン中将は狙ったのだ。敵は急に上空に現れた強大な魔力反応を感知したが、時既に遅く中将が瞬間的に出現した泥団子に右往左往する羽目になった。全てはマーリン中将の狙いどおり。我々が到着する頃には阿鼻叫喚の地獄絵図が完成していた。

「これで地上にいる兵はほぼ全滅。後はお前たちの出番だ。戦車を破壊しろ。私は先に敵司令部に向かう」

中将から無線が入った。え!? 司令部!!? まさかもう既に場所を割り出していたのか!! 上層部は見当もつかなかったらしいのに。本当に恐ろしい人だ・・・。

敵陣営に差し掛かると下から呻き声が。あれだけの泥団子をしかも防護魔法付きで突然上から落とされたのだ。防御が間に合わずに被害にあったものが多い。だが、司令塔が生きているため、無事だった者達が我に帰り、戦車などの大物魔法武具を使って俺たちに向かって攻撃が放たれる。華麗に避けながら、部下に命令を下す。

「α小隊、班ごとに別れ、戦車・砲台を攻撃。このままでは中将殿に全ての戦果を取られてしまうぞ。ママに手を引いてもらわなくても歩ける事を証明しろ!!」

「「「はっ」」」

一台ずつ確実に壊していく。その時、巨大な砲台がこちらを向いているのに気づく。

「大魔弾砲に注意しろ!」

無線で部下たちに伝える。急旋回し、その砲台を撃ち壊す。

すると、部下のリサ兵隊長から無線が入る。

「敵魔空部隊を視認。数は中隊規模と見られる」

やっと来たか、魔空部隊。中将殿の言った通り、後方待機だったみたいだな。

「了解。第1分隊は俺と共に敵魔空部隊の時間稼ぎに向かう。他は今まで通り地上の大物魔法武具を排除せよ」

「「「はっ」」」

中将殿の言葉が頭をよぎる。

『諸君らの1番の心配事は魔空部隊だろう。敵魔空部隊は後方待機しているので、すぐには現れない。その間に多くの大物魔法武具を破壊しろ。これが鍵だ。その後、敵魔空部隊が現れたら、その対処はマルコ少尉率いる第1分隊が対処しろ。何、排除しなくてもいい。最重要事項は大物魔法武具の破壊だ。これが完了すればすぐさま撤退しろ。後は私の仕事だ』

ニヤリと笑った中将の顔。最初は意味がわからなかったが、中将が敵司令部の位置を把握しているとなると話は違ってくる。

「第1分隊、長距離大魔法弾の術式用意!」

号令に合わせ、10人の部下たちが術式を用意する。そして敵中隊が射程内に入る。

「放てーーーーー!!!!」

大魔法弾による一斉射撃が、敵のバリアを穿ち、20人ほどを減らすことができた。もし敵魔陸部隊が通常通り機能していたら、大魔法弾なんて体力を消耗する魔法攻撃はできなかったはずだ。

だが、中将殿の泥団子攻撃により、敵魔陸部隊はほぼ壊滅。体力の消耗は抑えられた。この調子ならば大物魔法武具を全て排除する時間ぐらいは稼げそうだ。

「ここが正念場だ、第1分隊! 相手の数はちと多いが、機動力はこちらが有利だ。敵兵を振り回して自滅を誘発させろ!!!」

相手の部隊に突っ込み、それぞれがバディ毎にぶんぶん飛び回る。分身魔法も同時に使っているので、相手は驚き、慌てて発砲するが味方に当ててしまったり、照準をなかなか合わせることができないようだ。だが、それでも相手の数が多すぎる。冷静に当ててくる奴もいる。中将殿オリジナルの魔法防具がなければ、全滅していたところだ。それに体力が無い者から順に確実に疲弊してきている。このまま長く続くと持たない。まだ破壊は完了しないのかとヤキモキしていると──────

「大物魔法武具、全ての破壊に成功!! 繰り返す、破壊に成功!!!」

部下から連絡が入る。すると、それとほぼ同時に、敵兵の動きが止まり、何故か撤退し出す。まさか・・・慌てて中将に報告を入れる。

「α小隊、ミッションコンプリート。」

すると、

「了解。こちらも司令部の破壊に成功。撤退を命ずる」

ははっ。これが”オーディン”か。絶対に敵には回したく無いな。撤退していく敵兵を見ながら、彼女が味方であることに安堵した。



「──ええ!!? 俺がマーリン中将付きの配下に!??」

帰還し、仲間と勝利を分かち合っていると、転属の伝令がきた。

「マーリン中将直々の御命令だ。よかったな」

マーリン中将の部下、フランシス中尉がぶっきらぼうに転属命令の紙を渡した。

「大出世だな、マルコ」

「酒奢れ!!」

と口々に仲間たちは言う。正直とても嬉しい。伝説の魔法使いの側にいられるのは。だが・・・彼女の上官達への態度を思い起こすと、それ以上に胃がキリキリと痛み出した。なぜなら帰還後にもこんなことがあった。ミッションの完遂を俺とマーリン中将とフランシス中尉で報告しに行った時のこと。報告だけで終わればよかったのに、マーリン中将はウィリアム大将に

「言った通り、全て終わっただろ? ところで、我々が戦っている間、貴君は大いに暇を持て余していたはずだ。当然、講和の準備は終わってるんだろうな?」

と曰ったのだ。 ウィリアム大将は顔を真っ赤にして、何も言わずに自分のテントに帰っていった。その後、盛大に物が割れる音がした。

「全く、子供だな」

やれやれとでもいうようにマーリン中将は首を振った。それに対して、青ざめた顔のフランシス中尉は彼女に苦言を呈する。

「ほんとにあなたって人は。喋るときは自分に任せてくれと何度も言ってるじゃ無いですか!!」

──というやりとりがあった。何度も上官の怒りを煽るようなことをしているかのようなその口ぶりに、俺は苦笑いをしていたのを思い出す。規格外の魔力に、奇想天外な発想力、そして上官にも無礼を平気で働くような人物。正直、ストレスが溜まりそうだ。だが、得られるものが大きいのも確かである。

「仕方ねえ!! 今晩は大盤振る舞いだ! 基地の酒を全て持ってこい!!!!」

俺は、栄転であることを祈って部下に酒を振る舞い、日が昇るまでどんちゃん騒ぎをした。

この戦の5年後、マーリン中将が第7世界への違法転生を行う重罪を犯すとはこの時はまだ知る由もなかった────。

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