12/23 リオ↔萌々
『杉山くん、明日のご予定は空いていますか?』
「もちろん空けてるよ。どこか一緒に行こう」
『それも魅力的なのですが、その……できれば、杉山くんのお家にお邪魔したいなと……駄目でしょうか?』
(リオ熟考)
これはチャンスだよ、少年。ゴムの用意はあるかい?
(さも当たり前のように地の文ハラスメントしてくるな気持ち悪い。まぁ、誘いに関してはせっかく萌木さんから言ってくれたから……)
「大丈夫だよ、楽しみに待ってる」
『ありがとうございます! プレゼント、持っていきますね!』
「プレゼント?」
『それは、明日のお楽しみです』
プレゼントだって少年、ミニスカサンタに違いない。明日はお楽しみだ。
(思い込み激しっ)
こうしちゃいられない、この家にセッ──しないと出られない結界を仕込んで回らなければ。イロハくん、イロハくーん。
(コラッ、僕から抜け出すな、ってかイロハを巻き込むな!)
結界を解くためにセッ──する相手が萌木くんである必要はないと教えてあげれば、イロハくんにも悪い取引ではないからね。
果たして、聖なる夜に少年のメリーをクリスマスするのはどっちなのか──おっといけないヨダレが、じゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
(脳内に直接響くゾウの舌舐めずりに頭を抱え悲鳴をあげるリオ)
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