12/18 ゾウ↔鬼ヶ島

『ゾウ殿、例の件の進捗についてだが』


「うむ」


『イロハと私という成功例のデータをベースに、採取させていただいたリオ君の遺伝子を組み込んだ結果、見事成功した。あと1ヶ月もあれば提供できるだろう』


「本当かい? それは楽しみだ。受け渡しはどこで?」


『特使を送るので、鬼ヶ島わたしのところまで来てくれると助かる』


「了解した。ついに、僕の悲願が叶うというわけだね。まぁ、一抹の寂しさもあるけれど……少年のためにも早いほうがいいだろう」


『分かった、チームにも最優先で進めるよう通達しておく』

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