12/15 リオ↔ドニオ・バブリッシュ
『前回話していたマグロの醤油漬けに山椒が合うのかどうかについてだが、実際に食した結果そのままでは合わないということが分かった』
『食べる前から気づいてはいたが、山椒というのは温かい食べ物と合わせることで香りを引き立たせる効果があるものらしい。冷たい刺し身ではサンショオールの刺激が全面に出て、刺し身の味を完全に殺してしまう』
『ならば加熱すべきだ。そう思い至った私は、トースターで火を通した。そこに山椒をかけて食してみたが、まだ山椒が強い』
『ここで私は気付いた。ここに必要なのはマヨネーズであると』
『加熱されたマグロの醤油漬けにマヨネーズを少し乗せ、そこに山椒を振りかける。これを食した。これに関しては合格点だ。言ってしまえばツナマヨに山椒を合わせたものになるわけだからな、外れはしないだろう』
『合わせる薬味について一味や胡椒についても試してみた結果、マヨネーズと合わせた際に最も美味だったのは山椒だったことも報告しておく』
『この際醤油漬けにする意味はあるのかという問題についてだが、今回漬けたのはニンニク生姜醤油だ。これによって臭みが取れていたため、加熱しても臭みが出てこなかった。ただの醤油でも近しい効果はあるだろうから、別にニンニクや生姜は必要不可欠ではない。面倒ならば水道水や酒で軽く洗い、キッチンペーパーでしっかり水気を取れば大丈夫だろう』
『以上が今回の検証結果だ。基本的に、刺し身に山椒は合わないと思ってもらって結構である』
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