第2話白い恋人たちへ
拝啓
ひたすら走り続ける太陽を追いかける日々ですが、如何お過ごしでしょうか?
終わりのない物語を書き始めるような勇気を、何処かで落としてしまった気分なのですが、不思議と心穏やかなのは何故でしょう?私の中で、失うものはこれ以上無いのかもしれません。
南の島は盛り上がっている中、北の島は騒がしいようで、こちらに関しては、心は不安を覚えています。いつ攻めてくるのか、いつ真実を明かすのか、社会は関心の目を固定せざるをえないのです。
話は変わりますが、先日見かけた神様の忘れ物を交番に届けたのですが、それは不思議な物でした。キラリと輝き、フワフワとしている細胞のような飾り物で、神々しい物でした。いやはや、警察も手を焼いておりました。おそらく、無事に届けられると思います。
ところで、頼んでいた例の件ですが、なかった事にいたしましょう。その方が、双方にとって良き事でしょう。互いの幸を願って。
敬具
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