いや、そもそも生徒会って何!
「んぅーーーん?」
チュンチュンと雀の鳴き声、カーテンの隙間から入ってから日差しが朝のアラームとなり目覚ましとなる。
「ん!?...........気のせい、か.....」
目を開けた瞬間、俺のことを目を細めて俺のことを見下ろしている銀城さんが横にいるように見えた。
俺はかなり疲れているようだ....1年の時はこんなことは一切なかったのに.....
そこまで頭も良くないし、スポーツもそこまでできない俺はクラスでは地味な方だったのだろうと思う
マンガとかラノベとかアニメとか見ていたけど....本当に逃げたくなるもんなんだなと思った
突然声をかけられ、告白されて、色々悩まされて。
いや.....銀城さんが嫌いなわけではないけど、単純に怖い
いつでもどこでも見られているような気がする
今だってどこかしら見られているのかもしれない。
だが、今日は土曜日、学校も休みだしいるはずもないと決めつけて、朝を迎えた
朝ごはんを食べ終えて暇していると
ピンポーンとインターホンが鳴った。
今日は蒼華が家にくると行っていた
両親は蒼華のことを安心しきって、一言言うだけでうちに入れる
俺も別に入ってきて困ることはないし、楽しいから問題はない。
唯一困るとしたら前言った通り、親がいない時とか世話されまくることだ
「りょーちゃん!」
「うわぁー?!」
考えていたら気づかないうちに蒼華が家に上がっていた。
「あはは、りょーちゃん驚いちゃって可愛いっ」
「急に言われたらびっくりするって」
「ごめんごめん、すこしからかっちゃったっ、おはよう、りょーちゃん」
「あぁ、おはよう」
「うんっ、今日は何するぅー?りょーちゃんの好きなものでいいよ?」
「蒼華はなにかしたいものある?」
自分がしたいものも特にない。唯一ゲームだ、だが女の子相手にゲームなんてとても言えるはずもなく.......
「ん〜その感じはりょーちゃんも何もない感じだね?そうだなぁ〜.........りょーちゃんとできるものでー楽しいの.........んぅーーほんとうにりょーちゃんないの?なんでもいいんだよ?」
俺ももちろん考えていた、そしてある案が浮かんだ。いつも中で遊んでいるので外で遊ぶのはどうだろうかと。体育は苦手だが、好きなのは好きだ。
「バトミントン.....なんてどう?」
「いいね!りょーちゃんナイス!」
蒼華も喜んでくれて良かった
ちょうど家にあるのを思い出した
蒼華は、勉強も運動も両方できるどちらもとび抜けるほどではないがバランスよくできる。
というか蒼華はなんでもバランスよくできる、すごい人だ。
「じゃあ、スズメ広場に行こう!」
「うん、ラケットと.....蒼華はタオルいる?」
「うん、もらおうかな」
「おっけ」
俺らは家を出て、近くの広場まで行った
〜 〜 〜
「りょーちゃんが外で遊ぼうなんて珍しいね〜」
雲一つない快晴の下歩いているの中蒼華が話しかけてきた
「そーかなぁ?たしかに、最近はゲームしてばっかだし.....でも俺、昔は外でめっちゃ遊んでたの知っるだろ?」
「たしかに昔は一緒に遊んだり、かくれんぼとか鬼ごっことか友達と遊んでいたもんね」
幼なじみということあるので、昔から仲が良かった。そんな俺にも昔は友達がいたもんで、その友達と蒼華で遊んだりしていた。
「まぁ、りょーちゃんとならなんでも楽しいから外とか関係ないけどね....」
「ん?何か言った?」
「なんでもない、ほらっ広場見えてきたから行こ行こっ」
蒼華は歩くスピードを上げて俺の前を進んでいった
その後ろを俺は追いつくぐらいで走った
「はい、ラケットとタオル」
「ありがとっ」
蒼華は俺が渡したラケットを持って俺から少し間隔をあけた
「えへへ、りょーちゃんと久しぶりだね、じゃあ行くよー?」
「カモン」
「えいっ」
久しぶりに運動したが、それなりにハネの軌道が読めたしちゃんと返せている
そして蒼華は慣れた手付きで返してくる
まるでバトミント部かのように、俺が少し外しても
しっかりと返している、すげーなぁと思った
それから1時間ぐらいずっとラリーをしていた。
「えいっ...はぁはぁ....」
「うぃ」
蒼華も疲れてきていたのか息を切らしていた
「ゲホッゲホッ」
俺が返そうとした瞬間蒼華が、強い咳をした
「だ、大丈夫か?!」
俺は蒼華に駆け寄って、背中を優しく叩いた
辛そうな顔をしている
「ちょっと待ってな、ほら蒼華これ飲んでお茶、俺のだけどまだ口つけてないから」
「ありがとう....ングッ」
お茶を飲んで、すっきりしたのかふぅーと安心していたのが感じられた
「大丈夫?」
「うん、ごめんね心配かけて大丈夫だよ、息を吸おうと思ったら唾を飲み込んじゃって、久しぶりに私も運動したからかなって..あぁ...りょーちゃんそんな顔しないで?大丈夫だよ何もないから安心して、私は大丈夫だから、ね?」
「うん」
「けど、心配してくれてありがと、優しいところ私大好きだよ?」
そんなピンクのオーラを放っている
遠くの木から、銀髪の女の子がそれを見て怒り狂っているのも知らずに
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