第45話 猫の日1
『猫の日1』
「今日は猫の日みたいだよ。」
「猫よりも猫してる私。つまり、私の日。」
「こたつから出れないだけでしょ?いい加減、こたつ片付けるよ?」
「私から楽園を奪おうというのかね?」
「最近、ぐうたらがすぎるからね。それに下何も履いてないでしょ?」
「暑いから。」
「そっかぁ。なら、そろそろ人間辞めそうだから、今、こたつ片す。」
「鬼め!!」
「はいはい。鬼で結構ですよ?ヨイショ。」
彼女の後ろに陣取る。
「何?」
「わかってないなぁ。今から、力ずくで引きずり出すんですよ。」
「いやぁーだー!!」
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