信号待ちの小説【一話完結型】

有馬悠人

第1話 コーヒー


「またブラック飲んでるの?」


「うん。」


「大人だね。苦くない?」


「苦くないし、上から目線でむかつく。」


「?」


「あなたの基準で、大人なのはいや。」


「ごめん。」


「いいよ。」

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