第433話 地元ってこれだから嫌だよね……(13)

「沙也加さん、何でぇ~?」

「総長どうして?」

「沙也加~、金属バッドや鉄パイプが良くて警棒や木刀は何で駄目なん?」と。


 自身の首を傾げるヤンキー姉ちゃん、お嬢さま達が多々出る。出たからね。


「まあ、壊れる。折れるのが構わん奴はえぇけれど。警棒が壊れる。木刀が折れるのがが嫌なもんはやめときさんねぇ~。以上~」と。


 沙也加が自身の胸を張り。威厳に満ちた凛々しい容姿、様子で皆に、メンバー達、友人、仲間へと告げ、説明をすれば。


「うん、総長わかった」

「沙也加先輩オッケー」

「沙也加、分かったけぇ~」と。


 この漆黒の闇に染まった暗い空間……。


 まあ、空き地、駐車場と言うやつだけれど。


 そこから高らかな声色での了承、納得したと、この区にある使のメンバー達、ヤンキー姉ちゃん達から告げられる。吐かれる。放たれると。


「うりゃあああっ!」

「うぉりやぁあああっ!」

「クソッたれ目がぁあああっ!」

「往生せぇやぁあああ~。一樹~」

「ぶっ殺してやるけぇえええっ!」と。


 大変に恐ろしい怒声、罵声が木霊と共に響き渡るのだが、家の地元では良くあることなので、誰も警察に連絡、通報などされずに穏便に終わりました。



 ◇◇◇




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