第四回 黒いきつね
【登場人物】
・
(
家五男。
・
・
真之、仁之の祖父。
ほぼ三頭身。
・
ている。
「第四回 黒いきつね」は、公開中の作品
『
──────────────────────
➀ 藤之宮神社・境内
初夏。拝殿下手側に立派な藤の木。満
開。拝殿前に岡野。手に竹箒。(慶之
達に)気づいて、その手を止める。と、
② 同・社務所の前
──真横からの視点で。
岡野「おかえりなさいませ」
社務所入口に
姿に黒羽織。真之、両手に風呂敷包み
(出張
藤之宮神社の
岡野に礼をして、
③ 同・座敷A
開いている襖。見えている廊下に
と、出張祭祀の荷物を運んでいく。
座敷Aに真之。羽織の紐をほどき乍ら、
④ 同・台所
真之、入って来て、
真之「今日は、おうどんにしよー」
真之の声「お
と、『赤いきつね』をテーブルに置く。
慶之の声「ワシもうどんにしようかの」
テーブルに真之と慶之。L字に座って
いる。テーブル上、二人の前に『赤い
きつね』。二人、合掌して、
二人「いただきま~す」
真之、手に
く。と、
七味入れを傾けている真之、あげの上
にどっと七味(黒七味)がかかって、
真之「わッ!」
『赤いきつね』のあげの上、山になっ
ている黒七味。
真之の声「く……」
──────────────────────
──真横からの視点で。
真之「黒いきつね」
慶之「かけ過ぎじゃ。愚か者!」
と、後ろから真之の肩を
バシッといい音。
⑤ 商品紹介
美味しそうに湯気の立っているカッ
プ麺(うどん)に、ふっくら甘辛炊
きの大きなあげが乗って、
真之のN「関西だしに大ーきなおあげ!」
慶之のN「コシのあるうどんが自慢の!」
と、逆再生の様に、カップに蓋が戻る。
蓋に『赤いきつね』。
二人のN「マルちゃん『赤いきつね』!」
と、蓋の上にドドーンと
七味』(小袋)が乗って、
真之のN「今だけ! 京都・
『黒七味』つき!」
SE『ドドンッ!』と軽快な太鼓の音。
⑥ マルちゃんマーク
慶之のN「(明るく)マルちゃんじゃ!」
第四回『黒いきつね』終
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注:京都・祇園、原了郭の『黒七味』につい
ては、コチラ!(↓)
http://hararyoukaku.co.jp/
佐久良 燎
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