誰のためでもなく

今更

何を恐れているのだと

自分に問いかける

所詮しょせんわたしの言葉など

エゴイストの繰り言ではないか

そして

そのみにくずるさごとの

わたしという存在ではないか


今更

何を恐れているのだ

ゆがみをよどみを

隠そうとするな

わたしよ

足掻あがく姿を恥じるな

そう決めたのなら

卑小なりに生き抜け


誰のためでもなく

わたし自身のために

書きたいと思った

それでいいと思った


キレイゴトだけでない

のたうちまわって

生きるニンゲンの姿を

下手な言葉にのせて


今日も


書く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る