病院の日の朝

全部消してしまいたい

蒸れたような全身の熱っぽさも

胸につかえたような、この感情も


何度も寝返りをうちながら

結局、布団から起き上がり

午前4時35分まだ夜明け前



懸命に呑み込んで呑み込んで

呑みくだせなくても呑み込んで


この一日を

はじめるために呑み込んで




病院の日の朝は

いつもこんなふうにはじまる

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