何でやろねぇ
不思議なもんで
そのひとが逝ってすぐよりも
歳月が経ってからの方が
思い出したりするんです
何でやろねぇ
口癖とか
声とか
歩き方とか
後ろ姿とか
そういう部分ばっかり鮮明に
そういえばずっと
聴けんことなっとった曲を
最近ふっと聴いてみとうなって
そしたらやっぱり
しみじみといい曲でした
もう聴くこともないやろうと
気がついたら一日中聴きよって
そりゃあ
何でやろねぇ
この、人の気持ちっちゅうのは
切ないような
ほろ苦いような
どうにも
言葉にできんもんやと思うんです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます