第172話 アイカとウォン (4)
でも、女王アイカは、そんな元夫の傲慢な態度。またないない崩しで、自身の物。物分かりの良い。都合の良い女性。女へと強引、力づくで、己に平伏せようと試みてくる。元夫ウォンに対して、前回の不倫、浮気、NTR疑惑の事件の時と一緒だ。
「うぐっ、うぐ、ぐぐっ。はぁ~。や、やめて、お願い。お願いだから。私を離してよ。ウォン……。前回も貴方に忠告。諫めもしたと思うけれど。私はもう、貴方の物ではない。二国の皇帝健太の物なの。だから私を離して解放してお願いだから。特に今回はやっと許しがでそうなの。あのひとから……。私をジャポネの宮殿内の奥に住まわせてくれる。安息の地を与えてくれると言っているの。だからお願い。ウォン。私の事が好き。大事だと思うなら。もう私に事は諦めて、解放。自由にさせてよ。お願い。お願いだから。私を戦の道具として巻き込む行為は、もう辞めてよ。貴方~。あん、あぁ~っ。あん。あぁ、ああ……」と。
女王アイカは声を大にしながら悲痛な叫びで、元夫であるウォンへと、今後の余生は幸せになりたいから。自分自身を忘れて解放をして欲しい。許して欲しい。頼むからい男同士の意地をかけた争いに、女自分を巻き込まないで欲しいと嘆願をする。続けるのだ。何度も、何度もね。でも、こんな場面の女性は本当に男に対して弱々しくなってしまう。
特に女王アイカを抱き締め、取り押さえ。彼女の艶やか、官能的な肢体を貪り始める。始めだした男は、自身の元夫だった男ウォンだから。無意識、自然に、自身の肢体が優艶に受け入れてしまい。最後には、女王アイカの掠れた声と吐息。荒々しい二人の息遣い。
でっ、最後には二人の男女は、また凝りもしないで獣と化し、優艶に腰を荒々しく二人は動かし。獣のような嬌声を漏らしながらお互いが貪り合い。堪能し合うのだ。大して好きでもない。愛しあってもいない筈の二人が。元王と妃だったと言うだけ激しく交わり。宮殿の外の状態を二人は把握できない失態をまた犯してしまうのだ。
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