第96話 アイカと年下な男の子(12)

 実際彼女は元彼の命を救う。守るために、己の身を征服者……。二国の少年王である健太へと捧げ尽くし、奉公を始めた訳だから。


 それも? 最初は、見えない彼、相手、覇王に対して嫌悪感を抱き。嫌々ながらの会見ではあったのだが。


 余りにも覇王が……。




 そう、二国の少年王である健太が、女性の目から見れば、大変に華奢、弱々しく、幼く見える彼の少女のような容姿が、大変に可愛く見える。


 そう、まさに、アイドル王の名に恥じぬ容姿をした白馬の王子さまだったから。此の国の女王アイカは……だけではないか?


 今の戦場の陣──。陣構えと。先程のオーク種族の領主、酋長、二人のアマゾネスの活躍などを見て思い出せばわかる。理解ができる通りで。


 此の国の女王アイカを筆頭に。此の国に多々有る。居る。アマゾネスの領主や酋長、族長等が、皆揃って白馬の王子さまへと一目惚れをしてしまうような大変なことが起きてしまった訳なのだよ。


 だから此の国のアマゾネス、だけではないね。


 ジャポネのサラ姫とプラウム姫の命懸け……。



 主である二国の少年王である健太への忠義と忠誠心を見ればわかる通りだよ。


 皆、二国のアイドル王に夜伽の相手として呼んでもらいたい。


 そう、優しく、『愛しているよ』と、囁いてもらいながら愛情を受けたい欲望心に陥ってしまったのだ。


 此の国の女王アイカを含め、アマゾネス達はね。



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