第91話 アイカと年下な男の子(7)

 自身の優艶、艶やかな緑の色をした肢体へと貪り。甘え、堪能する可愛い彼、王子さまへと、不満、不服、拗ねる。


 そう、彼女、女王アイカは、己と此の国の新たな主、征服者へとなった。


 そう、なったばかりの、象牙色の珍しい肌の色を持つ少年王を、自分自身の新たな主、征服者……。白馬の王子さまと決めた。決めたから。今後は、以前の彼、婚約者、主、夫だったと言っても過言ではなかった漢……。


 前、以前の話で、女王アイカへと、小さい。狭い。戦車の中で優艶な行為! 不倫行為と言っても過言ではない行為を迫る。と、いうか?


 未だ話しの途中で、女王アイカの過去の回想シーンへと変わった訳だから話しは未だ続行中なのだが。


 狭い戦車の中で、『アイカ! チビなど放置! 知らぬ顔をして俺に従え! 良いな? アイカ?』と迫る。此の国の漢王になれなかった漢ウォンの想いは、二国の男王である健太と女王アイカとの最初の謁見──。


 その後の女王アイカの部屋……。



 そう、此の国の女王と男王とが、親密な話しや夫婦の営みをおこなう神聖な場所での、最初会話と雑談の最中で女王アイカのウォンへの気持ちは薄れ始め、自身の新たな王、主、夫なる美少年王を受け入れ始めているのだよ。


 今迄の流れ──女王アイカと健太の様子を走馬灯が、グルグル回るように回想シーンを思い出せばね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る