第30話 ダークエルフとエルフのシャーマン(17)
「みんなぁあああ~。サラのことが大好きなら守って~。お願いだからぁあああ~。もしも~? ここで~? サラ達が負けるようなことがあればぁあああ~。サラは敵に捕らえられ捕まり。みんなの見ている前で敵の男達に、次から次へと凌辱行為を受けることに~。そう~、悲惨な出来事、様子になってしまうからぁあああ~。みんなお願い~。サラ為に命を投じて頑張ってよ~。漢なのだから~」と。
サラは己の率いる漢戦士達、信者、下僕達に対して、泣き、甘える声音を交互に使用しながら。己の率いる漢戦士達を鼓舞──。血気盛ん、勇んで、漢戦士達が突撃できるように。
そう、己の日に焼けた褐色の色をした妖艶、官能的な、肢体を日本式の重甲冑の隙間からチラつかせて、オス達を魅了、誘惑──。自分の盾! 矛! に、命懸けでなれるようにと誘導をするのだ。
まさに、太古のシャーマン、姫巫女さまらしい振る舞いで、己の指揮する下僕(オス)達に、女王の甘いフェロモンと、甘い声音の命乞いで願い。嘆願をしてくるからオス達……。
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