第6話 プロローグは多分? 熱いキスだった? (6)
でも?
と、言いうか?
年上の煌びやかで、優艶な彼女を持つ少年の様子が少しばかり可笑しい気がする。
だって我に返った様子を見せる少年の方が、急に『ドタドタ』、『バタバタ』と、暴れ始めだしたのだ。
年上の彼女にハグ、抱擁をされた。男性(他人)が傍から凝視すれば、大変に羨ましい様子でいるにも関わらずにね。
だから何故? と、彼を見ながら困惑をしてしまう。
「あが、だば、だが、でずご……。もごもご……。(あなたは一体誰なのですか?)」
でも彼?
まあ、年上の彼女に、己の口を彼女の艶やか輝、優艶な唇で塞がれて、まともな会話はできない状態だけれど。
少年。彼は、年上の彼女ではなかったみたいだね? 緑の肌の色を持つ、煌びやか、優艶な女性は。だって彼が、己の口を塞ぐ緑色の肌を持つ女性へと、不満のある声色で、『誰なのか?』と、暴れながら問いかけたから。
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