第12話仲間と僕

ずいぶん前の仕事の仲間が辞めるか悩んでいる。進退を決断するのは本人だから僕は身体を大事に。としか言えなかった。頑張れって、言葉は意味がない。すでに、本人は頑張っての結果なんだから、それ以上頑張らせる訳にはいかない。

そして、彼女は言う。わたしたちは大きな壁にぶち当たっています。

これを2人とも越えられたら飲みに行きませんか?と。

大きな壁ねぇ~。

僕は再就職と言う壁がある。

年内には乗り越えられないだろう。

だが、彼女も闘っている。色んな、葛藤があると思う。僕も会社を辞める時に葛藤した。

数日間、悩んだ。生産能力のない障がい者はどこに行ったって、つま弾きにされるのだ。何が福祉作業所だ!結局は休まないヤツしか働くことは出来ないのだ。

僕の障がいを理解してくれなかった。僕にB型施設へ行けだと~。

こうして、A型施設での勤務は破綻した。

就職活動でA型施設だけは選ばないと決めた。

だが、現状は打破出来ていない。

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