第3話 ある日

この時期にしてはあたたかい、ある3月の日。北のくまくま町にも、春が訪れようとしていた。やさしい日差しに、新芽がとてもやわらかかった。

あまりにも天気がよかったので、お父さんとお母さんはすっかり上機嫌。南の街に出かけていった。

私たち三姉妹は、おるすばん。幼いよつばのこともあるし、私がしっかり面倒を見てなくっちゃ。

のんびりと春休みを満喫していた。

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