4/24 (2020) 14:50 @の他

ピンク2



やっぱ海鮮系は、美味しい。さすがは海見える宿と絶賛しながら泳ぐ予定も見るだけになる海を思い馳せながら昼食を食べ終わっていた。もう一度本を読もうかと地元情報の載っている本を選び、ソファに座った。食休み


後ろで「ケン、ケン、パッ」と声が聞こえる。この雨でも元気だなあ。小さな子にとっては遊べれば良いのか、この湿気にも負けず逞しい。雨音はザーザーと激しい音だー


私もあれくらい身軽に飛べるかな


静けさを求め、本を持って移動

背負うリュックが置いてある。誰かの荷物だろう。

あれ、なんだっけ?飾られている

手足胴が長く、丸い耳。ピンク色の泥棒ソングが流れる、ちょっとだけよ?いや、ちがう違う。結局名前が出てこない。ビーズで作られたそれは半透明な体をキラリと光らせて存在を主張していた。


人ならざるものも人の形、型なんだな。

もう一度チラリとみれば、足が投げ出された姿。



あんたも好きね?のセリフを思い出し、ふと目にはいる甲冑。この人が言うわけないが、なんとなくアテレコしてしまった。笑いを噛み殺しながら部屋で帰りに寄るご当地の物を調べて過ごした。



ーーー


夕食に集まっている いっきに賑やかだなあ



夜更かしの4日目の夢


手がもがれた。足がない。

趣味の悪い夢。そう夢だ。夢だとわかる明晰夢。可愛らしいぬいぐるみ白いエプロンが

赤く染まっていく

おいおい君もか。可愛らしい目が黒いつぶらな目をこちらに向け

首をぐきりと言いそうなくらい曲げて言った


捕まえた


それに赤く染まっていく私がいた


白いものを叩きつける


来んな!!




捕まえた、言われた

染まった。あれば不味い、拙い。


道連れにされちゃうけい?


風邪のをひいているらしい。

体調が悪そうだ。この雨のせいねと言う奥様方の言葉が耳を滑る。


ああ。まずそうだ。


元気がない


ほつれた包帯。左手部分


リュックにひっかけてしまってパラパラとビーズが飛んできた


やめてよね



ここまで続くと三回目もあると思うのはしょうがないと思う。



ウサギを探せ


アリスは追いかけるだけか





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