アンドロイドに縛られて

ディアさん

拾い物のアンドロイド

「アイリス〜ちょっと来て〜」


『カシコマリマシタ』


僕はしがない一般人。特徴といえば、少し人が良い位かな?


お金に困ってる人がいたら助けてあげてるだけだけど。


突然だけど、僕にはお手伝いのアンドロイドがいる。


名前は『アイリス』。拾った時に別の名前が付いてたんだけど、忘れちゃった。


詳しい説明は、これも忘れちゃったけど、どうやら昔に作られたアンドロイドらしく、何やら危ない機能が付いているらしい。


今は大丈夫なようになってるけどね。


とっても働き者で、とっても美人さん!


こんなに美人さんなのに、どうして捨てられてたんだろう?


僕はあまりお金持ちじゃ無いから、一緒に暮らすのは大変だけど、でもアイリスがいるおかげで毎日楽しくやっていけてるんだ。


『ドウイタシマシタカ』


「紅茶を一杯お願いします!」


『カシコマリマシタ』


こんな感じで、お願いしたことは大体やってくれるんだ!


ただ、どこか体がおかしいのか、少し危なっかしい時もあって……


ガシャーン


「うわあ!大丈夫!?」


どうやら、紅茶を運んでくる途中につまずいたらしい。


『ドウサニ、イジョウナシ。モンダイ、アリマセン』


「もう、そんなこと言って!診ますから来てください!」


『……カシコマリマシタ』


実は、僕は機械の工場で働いていたことがあるので、ちょっとしたメンテナンスならお手のものなのです!


「膝のパーツが弱ってましたね……すみません、僕の管理不足です」


『イエ、マスターノセイデハアリマセン』


「そんなことないです!僕、ちょっと行って来ます!安静にしてて下さいね!」


『……イッテラッシャイマセ』


取り敢えパーツ屋さんかな!急がないと!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る